広報しんじょう 2016年9月9日号
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10―新庄市に来て感じたことは?大森寿典(以下О) もっと農村地帯をイメージしていたので、意外と都会と感じました。スーパーが多く、日常の買い物には不自由しません。でも、その割には街中を歩いてる人が少なく、飲食店などに入ると人がいることにギャップを感じます。吉野優美(以下Y) お店の多様性は少ないですね。こだわりの製品が買えません。 私の出身は東京ですが、父が新庄出身で、毎年来ていたので遠さは感じません。逆に、新庄の人が、東京とか大阪とか、外に出ていっていないようで気になります。渡邉悠樹(以下W) 妻が新庄出身で、10年くらい前に初めて来ました。城下町で、母の出身地栃木県足利市と似ていて、割とすんなり溶け込めました。また、新庄まつりのにぎやかで楽しかった印象があり、夏や正月に来るのが楽しみでした。今特に感じているのは、最初に来た頃より商店街がさらにさびしくなっていることです。渡辺歩(以下A) 私は新庄出身でUターンしてきました。田舎の環境が好きで、人が少ないのも好きだし、自然環境や星のきれいさもいいですね。夜、家に帰る途中に星を眺めているだけで幸せを感じます。商店街が広範囲に亘ってつながっているところも、他にはない、自慢できる点だと思います。―区長と市長のまちづくり会議(※1)に参加してどうでしたか?Y 年配の方が多いな…と感じました。まちづくりは、さまざまな年代の人が一緒になって作っていくものと思います。地域内で、そういう話し合いの場はあるのでしょうか。地域の課題に関する意見用紙も見ましたが、「問題」としていることに関し、解決した場合の効果や実現に向けて地区ができることが書かれていないものもありました。 全国各地で活躍する「地域おこし協力隊」。人口減少や高齢化が進む地方において、地域外の人材による地域協力活動を進め、その定住も図りながら、地方の力を維持・強化しようという国の制度で、現在本市では4人の隊員が活動しています。 今回隊員たちは、市が行う「地域づくり」をテーマとした2つの事業(区長と市長のまちづくり会議・協働事業に関わる人たちのための交流会)に参加しました。その感想を踏まえつつ、今後の活動やまちづくりについて語ってもらいました。▼今年1月にオープンしたコワーキングスペース「GOSALOn(ゴサロ)」で行われた対談風景。「ゴサロ」の登録者数は現在209人(市内129・郡内41・県内26・県外13)で、利用者数は延べ738人(個人利用221・会議利用255・セミナー利用110・自主企画152)と順調に運営されています。地域おこし協力隊まちづくりリポート

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