広報しんじょう 2016年9月9日号
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139ないのにはそれなりの理由があります。一つは円滑なネットワークを作ることが大変なこと、もう一つは他人に頼むよりも自分でやったほうが楽で、意見の食い違いなどを気にせず思いどおりに事が進められることも多いためと思います。いずれもコミュニケーションの問題でしょうが、経験を重ねないといつまでもそのままです。無理やりにでも交流の場にさらされていると、いつの間にかツーカーの仲になっていたりして、けっこうスムーズに「じゃあ、いっしょにやってみようか」なんてことにもなるのではないでしょうか。そういう意味ではこの交流会はとても価値のあるものだと思います。実際私も、こういう人と知り合いたかった、という人と知り合えました。O 市民によるボランティア活動やNPO活動などを知る意味でも、とても有意義なものでした。行政との関わりには温度差があるように感じましたが、グループ・ディスカッションではいかに情報を発信するかなどの活発な意見も出ていましたので、今後も協働事業が盛り上がっていくような気がします。―ありがとうございました。ぜひ今回の経験を今後の活動に生かしていただければと思います。それでは次■まちづくり会議での意見 全7回行われた区長と市長のまちづくり会議で出された市への意見を紹介します。要望は除いています。◎新庄まつりをNHKの朝ドラマ化によりピーアールしてはどうか。→ドラマ化は基準が高いため、「新庄フィルムコミッション」と連携してピーアールしていく。◎陣峰市民の森などの自然をもっとピーアールして観光に繋げては。→今年度「山の日」にちなんで県が選定する「やまがた百名山」に市内の山岳資源をエントリーし魅力を発信していく。◎「原蚕の杜」について、隣接市道の道幅が狭く、車のすれ違いが大変なので、対策が必要。→来場者も増えつつあり、安全面から検討していく。◎交流人口を増やす取り組みを。→高校生を観光大使に任命し、外国へ派遣してピーアールを行った結果、ホームステイ先として来ていただくなど好評を得ている。新庄まつりなどへの外国人旅行者のツアー企画による交流人口拡大を目指している。◎市民のマイナス思考からプラス思考への転換の取り組みを。→新庄の良さを私たちが共有し、地域資源を活かしたまちづくり、子どもたちの愛郷心醸成を行いながら、誇りと愛着がもてるふるさとづくりに取り組む。◎転作の未達成者が多いため、達成できるよう努力してほしい。→生産数量目標達成に向け、チラシを全農家へ配布し転作達成を呼びかける取組を行っていく。◎災害時に住民に緊急連絡、情報提供できる防災無線の設置を進めてほしい。→デジタル防災行政無線については、土砂災害警戒地域への設置を優先にし、次に各地区への子局の増設を検討していく。◎駅東口駐車場で、車をどこに止めたか解らなくなるため、案内看板などを設置してはどうか。→設置を検討する。◎地域公民館整備補助金制度について、今は30万円以上の修繕でないと補助がでないが、今後補助対象額の引き下げをお願いしたい。→実現に向けて検討する。◎八向地区公民館の改築について→建て替えは検討している。ただ、いままでと同様の地区公民館なのか、地域公民館になるのか検討が必要と考えている。◎空き家の老朽化による人的被害が心配である。空き家対策を進めてほしい。→所有者と連絡を取りながら、解体や利活用を促進させ、被害の未然防止に努めていく。◎農機具の大型化による大型特殊免許取得に対する補助をしてはいかがか。→免許取得に対する補助は現在は考えていない。☆15ページに続く※2 協働事業に関わる人たちのための交流会 協働に関わる団体と市のつながりを深め、協働事業の改善を図ろうと『新庄市市民協働推進委員会』が初めて開催。市民活動団体や市職員の総勢30名が参加した交流会は、堅苦しさを感じないようにと、新庄信用金庫本店内「レキシントン新庄」を会場に実施されました。協働事例として「キトキトマルシェ」の活動を紹介する『トークライブ』の後、参加者は班に分かれ協働事業について意見交換を行いました。

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