広報しんじょう 2016年9月9日号
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39 新庄まつりを前に発生した台風9号は、各地に大きな被害の爪痕を残し去っていきました。山車の制作も大詰めを迎えた22日の夜は台風の影響で何も手を出せない状況で、仕上げは翌日に持ち越されました。最近の雨はゲリラ豪雨と言われ、局地型集中豪雨は1時間で100ミリを超すなど毎年記録を更新しています。理由は色々言われていますが、こうした気象状況は、いつかは新庄にも来ます。備えあれば憂いなし。最上広域では、地域住民の安全・安心、また訪れるお客様の不安を取り除くために、水害対策として大型の排水ポンプ車4台(国土交通省仕様)を、去年、一昨年の2年かけて2台ずつ配備しました。特に水害が発生しやすい戸沢村、鮭川村、真室川町、大蔵村に配置して、被害を最小限にする取り組みを行っています。移動車なので、局地的にあふれそうな河川や内水対策に8市町村から出動依頼があれば現場に出向いて活動します。最近では、台風の影響による排水作業で活躍しました。 新庄市も昭和49年、八一水害があり、市役所の一階腰部分まで水が上がったと言われています。当時を知る職員は今誰一人いません。災害は忘れたころにやってくると言われます。集落放送の防災無線も今年から整備しますが、テレビなどの情報にも注意し、まず自分の身の安全を守ることを一番に行動しましょう。山尾順紀備えあれば憂いなしユネスコ無形文化遺産登録祈念新庄の夏の余韻 新庄まつり特集

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