2016koho10
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平成27年度事業の総括行政評価の実施 行政の説明責任確保や行財政の効率化、職員の政策形成能力向上、そしてまちづくり総合計画の実現などに役立てるために、本市では平成15年から行政評価を実施しています。このうち、平成27年度事業に関する事務事業評価結果がまとまりました(左表1)。 また ここまでの記事でも一部紹介していますが、この評価は、行政活動の目的を明確にし、その成果を数値化して評価することで、客観的な分析を行うものです。より効率的な行政運営を目指し、今年4月から評価項目を一部変更し、これまでの「活動指標」と「成果指標」に加え、「対象指標」を新たに設定しました。これは、その事業のターゲットを明確化することにより、職員が自己評価をする際、より効果的な事業の実施を意識しやすくする意図があります。 市民ニーズが多様化し、事業の数も増えています。限られた人員で良い仕事をするためには、個々の職員が、効率と効果を十分考慮した事業設計を行い、そして課題があれば適切に解決しながら事業を行っていく必要があります。このような組織づくりのため、今後も行政評価を活用することにしています。市民アンケートの実施 また、市民ニーズの把握や施策の達成度を評価するため、毎年アンケートを実施しています。普段の生活の中でどのようなことを重要と感じ、何を必要と考えているのかを調査した、今年度の結果の一部をお知らせします。(左表2〜4)●対象:市内に住所がある満18歳以上の男女1、000人 ●回答者:458人(回収率45.8%) ●調査期間:6月22日~7月11日(20日間)アンケート結果の活用 満足度と重要度の差をニーズ度としています。「重要度は高いが満足度は低い」という項目ほどニーズ度が高くなります。ただし、ニーズ度が低くて重要度・満足度がともに高い項目や、ニーズ度が高くて重要度が低い項目もあり、さまざまな視点からの分析が必要となります。 毎年ニーズ度が最も高い「雇用の場の確保」は、今回も同様の結果でした。「空き地・空き家対策」も例年ニーズ度が高い傾向にあり、空き地・空き家を売りたい・貸したい人と買いたい・借りたい人を仲介する仕組みである「空き家バンク」を今年9月から開始しました。 今後も、アンケート結果を参考にしながら、まちづくり総合計画の施策の重点化や、施策の達成度の評価、そして業務の改善や計画の見直しに取り組んでいきます。◎総合政策課企画政策室℡内線236※行政評価、市民アンケートともに、その詳しい内容は、市役所総合政策課や市のホームページなどでご覧いただけます。1110表1 平成27年度事務事業評価結果 市の裁量で実施した独自事業270事業を評価・検討のうえ今後の方向性を定めました。主なものを紹介します。今後の方向性事業事業名現行事業対象や内容などを変更せずに現行のまま継続すべき事業147高齢者向け融雪装置支給事業など拡大事業費や人員など事業規模を拡大して継続すべき事業86地元定着型キャリア教育推進事業など縮小事業費や人員など事業規模を縮小して継続すべき事業1婦人防火協力班運営事業改善対象や内容などを見直し、成果の向上やコスト削減を行うべき事業29市民スキー場管理事業など休廃止周期的実施事業などで翌年度は一時的に休止する事業・廃止する事業1屋内ゲートボール場管理事業終了事業の目的を達成したため終了した事業6新庄藩江戸家老事業など表2〜4 平成28年度市民アンケート結果表2 満足度順位順位項目満足度1位新庄まつりなどの観光振興が図られている3.63 2位ごみの収集体制が充実している3.55 3位水道が整備されている3.39 4位安全・安心な農産物が生産されている3.22 5位緑豊かな自然環境が保たれている3.10※右から1列目は、5点満点中の平均点表3 重要度順位順位項目重要度1位除雪・排雪体制が充実している4.512位流雪溝の整備が充実している4.463位救急医療体制が充実している4.434位専門的な診察や高度な治療を受けることができる環境が整備されている4.395位隣近所の除雪の協力体制が充実している4.33※右から1列目は、5点満点中の平均点表4 ニーズ度順位順位項目ニーズ度1位魅力ある雇用の場が確保されている2.51 2位専門的な診察や高度な治療を受けることができる環境が整備されている2.41 3位空き地・空き家対策が充実している2.28 4位流雪溝の整備が充実している2.265位働く人材が育成されている2.18※右から1列目は、満足度と重要度の差

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