2016koho11
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311山尾順紀市民の願い 「新庄まつり」世界へ 「ユネスコ登録に向けた市の取り組みは」とよく言われます。登録に向けた取り組みは、前期、登録、後期があります。前期は、「新庄まつり」を重要文化財にすることが第一目標で、ユネスコ無形文化遺産登録までの想定はありませんでした。その後推薦機関の文化庁がグループによる申請方針に舵を切ったことで、「山・鉾・屋台」の重要文化財もセットで申請されることになり、大変運にも恵まれました。登録発表に向け、地元漫画家による5回シリーズの広報漫画イラスト表紙は大変なインパクトがあり、市民の関心を一層盛り上げていただきました。最終回は、羽海野チカさんの楽しさいっぱいのイラストですが、実際は新庄まつりを一度も見たことがないというお話です。お母さんが市出身ですが、旧町内に属していないこともあり、盆と正月の帰省で、新庄まつりを見る機会がなかったそうです。当初は大変忙しく既出の作品の中からというお話でしたが、阿部ゆたかさん、冨樫義博さん、岡田理知さん、安彦麻理絵さんそれぞれが書き下ろしならば、私も書き下ろしでなければという強い思いから素晴らしい作品を描いて頂きました。来年は是非ご覧いただきたいと思います。5人の皆さんに心から感謝申し上げます。登録が目標でなく、後期は、将来に向けて関係者の皆様と連携しながら一層盛り上げていきたいと思います。ユネスコ無形文化遺産登録へ「記念」のスタート!9月号担当岡田理知10月号担当安彦麻理絵11月号担当羽海野チカトを飾る羽海野チカ先生までバトンをつなげて頂きました。 261年続いた新庄まつりに比べれば、5カ月という短い期間でしたが、著名な方々の書き下ろしということで、ユネスコ無形文化遺産登録へ期待をふくらませて頂いただけでなく、50以上のメディアから取り上げられ、海外から国際便で市報を送ってほしいとの問い合わせがあったり、オークションに市報が出品され物議を醸したり、各地から市報を求めて市役所を訪れる人が増えるなど、大きな反響を生むことができました。まつりとともに市が誇れるものがまた1つ増えたのではないでしょうか。リレー企画はゴールを迎えますが、この企画で注目を浴びた当市の新庄まつりは、ユネスコ無形文化遺産登録されることで、新たな飛躍のスタートとなります。 ユネスコ無形文化遺産登録をきっかけに、高みへ駆け上がるこれからの新庄まつりをますます誇りにしていきましょう。

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