2016koho11
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4■市防災訓練を実施 10月16日、新庄盆地断層帯を震源とする震度6強の地震発生を想定した市の防災訓練が、沼田小学校と市役所を会場に行われました。 市役所では、職員による緊急初動体制確立訓練や、非常用電源を利用したパソコン・印刷機の起動、エリアメールや広報車を利用した情報発信訓練を実施しました。 本会場となった沼田小学校グラウンドでは、新庄警察署・最上広域消防本部による倒壊家屋・放置車両を想定した道路啓開(けいかい)訓練、県LPガス協会最上支部によるLPガス漏れ応急措置訓練、小学生・地元自主防災会による避難訓練、消防本部によるはしご車を使った中高層建物火災防御救助救出訓練、日本赤十字社山形県支部による災害時のけが人に対する医療救護訓練、小学生・県消防防災航空隊防災ヘリによる偵察訓練、小学生・教職員・自主防災会による消火器を使った初期消火訓練、新庄市消防団による放水を伴う火災防御訓練、本宮1区赤十字奉仕団及び地域住民によるアルファ米の調理、ビニール袋を使った炊き出しが実施されました。 また同小体育館でも市消防団女性消防隊によるAED講習、NTT東日本山形支社による安否確認訓練のほか、参加団体による防災に関する展示も行われました。 当日は沼田小児童・市消防団・地域住民・参加団体合わせて約600人が参加しました。小学生には起震車による地震体験が好評で、実際の揺れの中でどのように自分の身を守るか真剣に学んでいました。また、消防署員がはしご車を使用し校舎屋上から先生を救出する際にも大きな歓声が上がり、防災活動に関する興味を深めていました。■市の災害派生状況 当市でも災害によりさまざまな被害が発生しています。直近の風水害として、平成25年7月18日の豪雨を原因とした最上川流域の道路や田畑の冠水、家屋の床上床下浸水、農地法面崩壊がありました。また土砂災害については、平成18年7月28日の豪雨により、升形前波地区にて地すべりが発生し、建物の一部損壊が2棟、周辺の道路・公園・田にも被害が及びました。このときは、市長が前波と本合海山崎地区に対して避難指示も発令しています。 その一方で、大地震については、昭和39年の新潟地震、昭和53年の宮城県沖地震、平成23年の東日本大震災で、震度5前後を観測した記録があるのみです。しかし、新庄・最上地域を震源とする大地震が無かったということは、この地に存在する活断層帯に地震のエネルギーがたまり続けているということです。いつ大地震が発生してもおかしくないことを想定し、日頃の備えを継続するようにしましょう。◎環境課地域防災室 ☎内線435災害への備え、 大丈夫ですか?

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