2017koho01
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 12月1日のお昼のテレビニュースで国内33の山、鉾、屋台行事がユネスコ無形文化遺産に登録されたことが報道されました。それを見ていた私たちは「やったね」と大喜びしたものです。さらに新庄まつりの画像が、「約260年前の飢饉のときに殿様が領民が元気を取り戻すようにはじめさせたお祭りです」という紹介とともに映し出されたのですが、京都祇園祭りや博多祇園山笠などもっと派手なお祭りがあるのに、それを差し置いて、と驚きました。きっと260年間続いた伝統と、市民の皆様が自分たちだけの力で協力しあって作り上げているという点が評価されたのでしょう。 私たちは普段東京に住んでおりますが、仕事を退職したことで時間に余裕ができ、最近は戸澤家ゆかりの瑞雲院や桂嶽寺の墓参なども兼ねて、新庄まつりに参加できるようになりました。 新庄駅に着き、お囃子の音が聞こえてくるとワクワクいたします。「お祭りの真最中なのに、寄附依頼にかけずり回っている子どもたち」、「目を輝かせて山車を引く子どもたち」、そして「カッコいい掛け声」、「毎年新たに作り上げられた山車」「各若連の少しずつ違うお囃子のリズム」など、毎回新しい発見があります。 今までの伝統に甘んじることなく、更なるチャレンジを続け、新庄まつりが益々盛んになりますよう心から祈っております。ユネスコ無形文化遺産登録、おめでとうございました。戸澤家十五代当主 戸澤 充 氏 新庄まつりは、江戸時代新庄を治めていた戸澤家の5代藩主が始めました。充氏は、藩祖政盛から数えて15代目で、パイロットとして勤務していた日本航空株式会社を退職後、現在は一般社団法人霞会館で、公益活動や福祉活動に携わっていらっしゃいます。 ユネスコ無形文化遺産登録市内の動き▲歴史センターで山車行事展(1/30まで)▲図書館では登録「祈念」の催し(11/5)▲同上。野川北山氏のトークライブ▲天満宮のご神体に玉串をささげる氏夫妻▲平成26年の祭り当日に本市で開催された「戸沢サミット」にご夫妻で参加いただきました。 新庄まつりがユネスコ無形文化遺産に! ▲図書館で実施中の歌舞伎関係書籍紹介▲市役所正面入口の横幕とまつり関連展示51

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