2017koho01
8/20

新庄まつり実行委員会会長(新庄商工会議所会頭)井上 洋一郎 氏 新庄まつりがユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産に登録されました。世界の宝と認められたことの意義は新庄まつりが今まで以上に我々の大きな誇りとなる点です。同時にまた伝統の継承という大きな責任が課せられました。皆で知恵を出し合い、後世へつなげて参りたいと思います。 新庄まつりは地域住民が手作りで260年以上に亘り育み培ってきた祭りであり、最上地域全部の小中学校が祭りの3日間休みになるのに象徴されるように当地域最大の行事であり、この地域パワーの結集がユネスコに評価されたものと確信しています。また、ピーアールをしないというように企業色を排除している点や、住民全体の努力で運営されているという潔さもユネスコの趣旨に合致したものと思っています。 今回のユネスコ登録は、県内第1号の快挙であり、昨年最大のニュースとして県全体に広がりました。また、新庄まつりが世界に認められたという事実が地域の大いなる発展につながり、そして子どもたちに勇気と希望を与えてくれるものと信じています。 最後に「新庄まつりは、新庄の魂であり歴史と文化そのものである」神輿渡御行列実行委員会会長矢口 正義 氏 この度の新庄まつりユネスコ無形文化遺産の登録誠におめでとうございます。神輿渡御行列実行委員会と致しましても心より感謝申し上げます。 さて、この度の決定を受けて新庄まつりが世界に誇れる伝統文化となり国内外から高い注目が集ることでしょう。新庄まつりの起源である天満宮を中心に、神輿渡御行列、山車、囃子そして、関係機関と手を携え、さらなる伝統文化の継承そしてさらなる発展に邁進していかなくてはならないと考えます。この伝統文化をどう保存し、生かしていくかなど課題は山積しておりますが、我々と致しましても、さらなる発展の為に寄与して参りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。新庄山車連盟会長木村 満 氏 父の肩車で山車の前に立つ写真があります。夏休みに入ると毎日山車小屋に見に行くのが何よりも楽しみでした。自町内の集合写真は色褪せても60才を迎える今も同じ気持ちで見ています。 毎晩遅くまで山車作り、つらい時もあり、休みたいと思うことも多くありました。完成の達成感、まつり当日のお酒のうまさ、まつりが終わったさびしさ、様々な感情が私を成長させてくれました。子若の減少、作り手である若連のこと、多くのことが心配されますが、『市民の愛情と魂』は強い絆で結ばれています。 「山車作りは人作り」これからもずっと続いていくものだと信じています。私にとっても市民にとっても大事な大事な宝物なのですから。新庄囃子連盟会長芳賀 祐悦 氏 県庁所在地でもない地方の街の自慢のまつりが、ユネスコ無形文化遺産登録され世界の宝になりました。すばらしいことです。261年前の宝暦年間と現代では、時代や文化、生活環境も違いますが、地域住民が力を合わせて今日まで守り育ててきたからこそ登録まで繋がったと確信しています。 今後まつり囃子の音色を世界へ響かせるためには、資金面や後継者不足など課題はさまざまありますが、関係団体と協力しあい、261年の歴史を誇る新庄まつりを絶やすことなく、文化遺産登録を新たな伝統として受けとめて、未来へそして世界へ発信していきたいと考えています。新庄市区長協議会会長(新庄まつり奉賛会会長)溝延 信也 氏 新庄まつり山車行事、ユネスコ無形文化遺産登録が決定し、大変うれしく思っているところです。新庄まつり奉賛会会長として、ここ数年、戸澤、天満宮、護国の三神社の神事に参加していますが、この三神社の神事を大切に守り続けていくことが必要であると強く感じているところでございます。そして、神輿渡御行列、山車、囃子を、若連や大勢の子どもたちなど、全市民で8

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 8

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です