2017koho02
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を育てることも、自身の中の農業の幅を広げることができた」と話します。どんな農業を目指しているか 奥山さんは「勇気塾での経験を活かし、近隣農家を引っ張っていけるような農家になりたい」という決意を示してくれました。 尾上さんは「勇気塾でも主力のトルコギキョウと実家の米を作り、新しい作物に挑戦などして農業の幅を広げながら、年収1、000万円を目指す」という具体的な目標を掲げました。 柿崎さんは「農家として右肩上がりに成長し、若い人が就農しやすくなるような環境づくりなどを進めていきたい」と意欲を示しました。自身の明るい色に染めた髪を指しつつ「こんな見た目でもちゃんと農業をやっていけるところを見せたい」とも語ってくれました。 髙橋さんは「他の農家の手伝いをしながら、知識・技術を高め、いずれは農地を取得し、農家として独立することを目指したい」と今後の展望を語りました。勇気塾卒塾後 このように、年齢も経歴も様々な若者が「新庄で農業を仕事にしたい」という気持ちで集まっているのが勇気塾です。塾生たちから垣間見える、農業に対する高い意識と強い意欲が、卒塾後の活躍を期待させます。これまでの塾生たちも卒塾後、多くが新庄市で農家として活躍しています。勇気塾での経験が就農の助けになり、農業を生業としていく支えになっています。そして卒塾生の活躍が、今後新庄市の農業を支えていくことでしょう。新規就農者支援制度農業次世代人材投資事業(旧青年就農給付金事業) この制度は、青年の就農意欲の喚起と就農後の定着を支援するもので「準備型」と「経営開始型」の2種類があります。うち「準備型」の給付要件は「農業技術及び経営ノウハウの習得のための研修に専念する就農希望者を支援」とされており、都道府県が認めた研修機関・先進農家・先進農業法人で概ね1年以上(1,200時間以上)研修することが必要です。 勇気塾はこの「青年就農給付金(準備型)」を受けることのできる研修機関として認定されています。 研修終了後就農し、引き続き(経営開始型)の給付金を受けることもできます。適切な研修を行わない・定められた期間内に就農しない場合には返還義務が生じることもありますが、意欲のある就農希望者にとっては心強い支援制度となっています。平成29年度勇気塾塾生募集※受付期間を延長しました 「勇気塾」では、来年度の塾生を募集しています。興味を持たれた方、農業を仕事としたい方、園芸作物に挑戦したい方、共に学んでみませんか?募集要件①農業を志す原則18歳~45歳の市民②将来にわたり農業経営を目指す人(農家であることを問わない)③20歳未満の人においては親の同意が得られる人研修期間29年4月~30年3月末研修内容園芸作物(トルコギキョウなどの花き、野菜など)を主体とした栽培経営研修(週5日40時間)※研修支援金として月額10万円の支給が予定されています。募集期間29年2月28日㈫募集定員5人程度◎詳しくは、農林課農村整備室℡内線266ます。播種・定植から収穫・出荷までを通して行うことで、栽培技術のみならず経営感覚についても学んでいきます。農作業は年間を通して続くため、今年度の実習は昨年度の塾生が栽培していたテマリソウを収穫するところから始まりました。まき時の春はトルコギキョウやトマトなどの定植が立て続けに行われ、同時に葉物野菜やユリの出荷、その合間に簿記研修などを受けながら、総合的に農業経営を学びました。農業の厳しさや楽しさ、やり甲斐など身をもって体感している研修の様子は、市のホームページでも紹介しています。サイト内検索「勇気塾」でぜひご覧ください。 現在、塾の育苗棟では、春の定植を待つトルコギキョウの苗が育成されています。この苗は、来年度の新しい塾生に受け継がれていきます。112

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