2017koho02
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■国が示す昨今の教育指針 少子化や国際化、急速な情報化や技術革新など変化が激しい現代社会。こうした社会を踏まえつつ、文部科学省では、子どもたちがより良い人生を送り、そしてより良い社会を築いていくことが出来るよう、学習指導要領の改訂を進めています。対話や議論を通じ、自分の考えを根拠とあわせて伝えることができるよう、また他者の考えを理解することで、自分の考えを深めたり、集団としての考えを発展させたり、他者への思いやりを持って多様な人々と協働したりできる力を養う教育を目指しています。■生きる力と夢を育む教育 本市では、現在小学校6校、中学校4校、義務教育学校1校の計11校で、約3、000人の子どもたちが学校生活を送っています。各校では、「いのちの尊厳を根底に据えた心の教育の充実」を大切にする学校教育に取り組んでおり、その上で、自分の将来の夢を描いて一歩ずつ前進する子ども、さまざまな課題に対し、積極的かつ主体的に学ぼうとする子ども、心身ともに健康でたくましい子どもの育成を目指しています。 冒頭触れた少子化の進行については、本市でも顕著な問題となっており、ここ5年間で小学校では約350名、中学校では約70名減少しました。小学校が6学年、中学校が3学年ということを考慮しても、小学校の減少が著しいことが分かります。つまり、少子化は加速していると言えます。市まちづくり総合計画に掲げられている「夢を持ち、元気で才能豊かな、いのち輝く新庄っ子」を育てるためには、こうした現状に対応するためのさまざまな対策が必要です。中でも、地域に根ざした学校教育の充実は特に重要で、地域内にある小学校と中学校がより密接に、継続した教育環境づくりを行うことが大切であるとともに、子どもたちがさまざまな経験や関わりの中で、自ら興味をもって学ぶ力を育むためには、地域と関わりながら学校生活を送っていくことが欠かせないものと考えています。こうした考え方をもとに、子どもたちへの教育に関する取り組みを進めています。■新庄の子どもたちの特徴 昨年学校教育課が行った調査では、小学校6年生で95%、中学校3年生で▲1年生の授業風景(日新小)子どもたちの教育、その現状4

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