2017koho02
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小中一貫教育の推進 本文中でも触れていますが、本市では平成18年度より、5中学校区ごとに小中一貫教育の研究実践を進めています。各中学校区では地域の特色を生かしながら、小学校と中学校の教員が協働で9年間を見通した授業改善を行ったり、児童生徒の相互交流を行ったりしながら、学力向上や中1ギャップ(※1)の解消、ふるさと学習の推進などを行っています。平成28年4月からは、学校教育法の一部改正により、今までの小学校と中学校とは別に、小学校段階から中学校段階までの教育を一貫して行うことができる学校として、「義務教育学校」が制度化されました。萩野学園も、全国に先駆けて開校した22校の義務教育学校の一つです。※1 中1ギャップ…小学6年生が中学1年生となったとき、学校生活や授業のやり方がまったく変わるために新しい環境になじめい場合があります。全国的に、不登校やいじめなどの問題に発展するケースも見られます。各学校区での説明会 平成28年2月から、明倫中学校、沼田小学校、北辰小学校の各学校区で保護者や地域の方にお越しいただき、明倫学区の小中一貫教育校について説明会を開催してきました。その中で、市の小中一貫教育の現状や明倫中学校区における小中一貫教育校(義務教育学校)整備の基本的な考え方について説明しました。参加した皆様からは、さまざまなご意見をいただいています。今後も、小中一貫教育校に向けた進捗状況について、その都度意見などをいただきながら、地域に開かれ、地域に根ざした小中一貫教育校となるよう努めていきます。推進委員会での確認事項 今年度、本市の小中一貫教育の基本方針や基本計画に基づきながら、明倫学区における小中一貫教育校の推進に関する事項について協議し、その結果を新庄市教育委員会に報告することを目的として、「明倫学区小中一貫教育校推進委員会」が設置されました。委員は、学識経験者、明倫学区の各校の地域の代表、各校PTA会長および校長、そして萩野学園校長に参加いただくとともに、教育委員会の教育総務課および学校教育課の各課長を加え、13名で構成されています。 推進委員会では、次の方向にもとづいて検討を進めることとしています。①明倫学区小中一貫教育校の範囲は北辰小・沼田小・明倫中とし、これらを統合し新設校として整備を図る。②新設校は小中一貫教育の推進に最も効果的と評価される施設一体型の義務教育学校とする。③建設候補地については、現在の明倫中学校及び沼田小学校の学校用地とする。④平成33年4月を開校目標とする。今後の予定 明倫学区小中一貫教育校推進委員会で検討いただいたことは、教育委員会に報告し、そこで「明倫学区小中一貫教育校基本構想」としてまとめ、3月の市議会に報告することとしています。教育委員会としては、平成33年4月の開校を目指して取り組んでいますが、今後の進捗状況については、これまで同様、その都度お知らせしていきます。◎学校教育課℡内線444育て、しんじょうの子どもたち明倫学区小中一貫教育校検討が進んでいます!▲明倫中学校92

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