2017koho03
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■渡邉 悠樹(写真右) 「地域おこし」などという漠然とした一言で集約されている4人ですが、活動内容も目指す方向も、考え方も皆バラバラで、まとまりはありません。それぞれ勝手に生きています。 しかし、住み慣れた土地での仕事、友人、身内を捨て置いて、新庄に移住してきました。そのあたりの覚悟や行動力といったものは、4人とも共有しているのではないかと思います。 「協力隊」が終わっても、「地域おこし」は続けていくはずでしょうが、ひとまず、大森さん、歩くん、おつかれさまでした。今後ともよろしくお願いします。■吉野 優美(写真左) 「2人が新庄にきてくれてよかった」この一言に尽きます。1人で活動していただけでは絶対に煮詰まっていただろうなという時に先輩として、同志としてアドバイスをいただき、いつも助けてもらいました。歩さんからは「潜在意識」を、大森さんからは「俯瞰した視点」を見せてもらったように思います。 そして任期後も戦友たちが新庄にいるなんて嬉しすぎます!これからも個々の世界を広げて、おもしろい街にしていきましょう!写真①こてんぐ隊とかむてんグッズ企画…女子高生との連携によりショッパーやスマホクリーナーなどを商品化しました。②弁当開発…もがみ物産館と連携し、新しい駅弁をコンセプトに新庄の味を盛り込んだ弁当2種類を商品化しました。③コミューンアオムシ…エコロジーガーデンで週末だけ限定オープン。環境に溶け込んだ雰囲気やランチメニューが好評で、市外から訪れるお客さんもいます。④ゴサロ…駅前五差路近くに昨年オープンしたコワーキングスペース。4人で協力して管理やイベントを行っています。⑤もがみユニオン…歩隊員が、最上8市町村全てが故郷という感覚で立ち上げたのが「もがみ地域おこし協力隊union」という団体。主催イベントや定期的な交流を実施し、郡内の協力隊が一体となった活動を目指しています。後輩隊員からのエール 地域おこし協力隊に応募したのは、今までの会社生活に疑問を持ち、地方での新たな働き方、暮らし方を考えるようになったことがきっかけでした。 「よそもの」「ばかもの」、そして「わかもの」のイノベーションがまちを変えると言われます。地域おこし協力隊になってまず目標としたことは、「よそもの」としての外部の目線を活かすことでした。このことは、もがみ物産館で販売している新庄弁当の開発などで発揮できたと考えています。 新しい弁当の商品開発は楽しいプロジェクトでした。そして、「我々は『コト』を起こすのではなく、いかに『コト』を醸成して、主役である地元人が『コト』や『モノ』を作り上げるかが大事なのだ」ということに気づかされたプロジェクトでもありました。 また、地域おこしで必要なことは、地元人が地域を良くしたいという「熱い想い」を持つこと。これが原動力となります。さらに地域を変えていくための「コンセプト」を持つこと。これは地域資源を生かすための指標となります。そして新庄には、失敗を恐れず、異質なものを楽しむリーダー的存在が必要だと感じます。それが、いわゆる「ばかもの」なのです。 まだ仕掛中のプロジェクトもあり、4月以降もこの地で関わっていきます。これからも「外からの目」を生かしつつ、地域資源の価値を高めていく活動を続けて、地域経済の発展や雇用拡大に貢献していきたいと考えております。引き続きよろしくお願いします。大森 寿典58歳 東京都目黒区から新庄へ 6次産業化推進事業担当。平成26年10月委嘱。都会での生活も長く、着任前は、外資系企業で営業やマーケティングの仕事に長年携わる。その経験を生かし、商品企画や販路の開拓などを行っている。新庄の産品には、積極的な販売プロモーションが必要と考え、今後事業展開を行っていく予定。④⑤ 新庄市では、今後も地域おこし協力隊制度を活用していきます。地域おこし協力隊の地域活動について、地域のみなさんにも興味を持っていただけるよう、引き続き市報やFacebookなどでお知らせしていきます。ぜひご覧ください。113

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