2017koho03
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33 日本創成会議・人口減少問題検討分科会の推計による「消滅可能性」都市に新庄市も名を連ねている現在、その命運を握っているのは若者世代であることに間違いありません。 そんな中、新庄市の人口動態を分析すると、大学短大などの高等教育機関が無い最上地方では、進学率の向上とあいまって、多くの若者が一度市から転出します。なかでも新庄市の場合、特に女性の進学率が全国平均よりも高く、郡内就職率も低いことから、市外転出者数が多くなっています。そして、その動態を推計すると、約60%の女性が地元に戻ってきていないことがわかっています。前記の「消滅可能性」都市は、女性の出産可能年齢人口比によって算出されており、新庄市にとっても、女性の流出が大きな課題となっていることがわかります。 地元に戻らない理由として、市民アンケートや学生の意識調査で挙げられるのが、「魅力的な仕事がない」という点です。 新庄市は、最上地域の中心市としてさまざまな産業が存在しており、『魅力的』な仕事というものも、業種としては存在しているはずです。そしてもうひとつ、無ければ作ってしまえばいいという考え方もあります。 今回は、若者世代の代表として、「こてんぐ隊」の隊員たちが、市内の空き店舗を活用し新規立地した事業所や、老舗商店などで実際に働く女性に取材し、「新庄で働く」ということを一緒に考えてみました。しんじょう広報部           こてんぐ隊総集編「ここで働くということ」

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