2017koho03
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現状に満足しないで、貪欲に将来を考えてほしいその気持ちがより良い新庄をつくっていく 「飲食業を通して、人と向き合うこと・関わることの大切さを肌で感じる」 静岡から東京へ出て、10年ほど飲食業を経験し、6年前に新庄へやってきたという大塚さん。インターネットやSNSがかなり普及し、気軽に広告やピーアールができる現代でも、仕事で大事になってくるのは人と人とのつながりだと思っていると話してくれました。それはお客さんと真しんし摯に向き合うことであったり、スタッフと協力していくことであったり、人との関わりの中で成長してきたという経験からです。 「新庄は人と人とのつながりが強く、温かい街だと思う」 新庄で働くことで嬉しかったことを聞くと、大塚さんはそう話しました。そば屋らしくないモダンな店構え、あえて機械打ちのそばを提供するという点などから、オープン前はマイナスな意見が多かったそうです。ところが、店に来てくれた人たちの口コミで評判が広がり、来客が増えていったことで特に感じたとのことでした。それは、人との関わりを大切にし、お客さん一人一人に丁寧に対応していった一つの成果だと思っているとも話してくださいました。 「若者たちにはもっとガッツを持ってほしいと思う」 決して若者に限ったことではなく、どの世代にも言えることで、現状維持を優先して、新しいことに挑戦することに慎重すぎる人が多いように感じると語ってもらいました。 「新庄から出ていくことは悪いことではない。出ていった後で何をするかが大事」 新庄に戻ってくることだけが地元貢献ではなく、ネットでどこでも繋がっている現代では、外での知識や経験を新庄に還元することができるし、自分が新庄の広告塔になることだってできる。興味があることには積極的に取り組み、遊び楽しむ中で多くのことを吸収していってほしい、という私たち若者に向けられたメッセージをもらいました。 人と関わり、多くを学んだ自分が新庄に貢献できる将来を考えていこうと思える取材でした。㈱加藤商事そば屋 かもん取締役  大塚 明美さん取材チーム ONE ワン新庄南高等学校3年  下妻 楓新庄東高等学校2年  今田 乃亜新庄東高等学校2年  田中 麻衣新庄神室産業高校2年 今田 せいな●そば屋 かもん 新庄市多門町1−1 ℡0233-32-1359 営業時間:11時〜20時 (ラストオーダー 19時30分) 不定休4

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