2017koho03
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自分にとっての「1番」であることそれが仕事を魅力的にするための方法 NPO法人福祉サポートセンター山形は、ヘルパー派遣やケアプラン作成などの、高齢者福祉事業のほか、障がい者支援業務など、さまざまな福祉事業を手がけています。 今回取材したのは、障がい者の働く場として立ち上げた「カフェレストラン JUJU・マルシェ」と「からあげ十兵衛」の管理者として働く伊藤さんと中嶋さんです。 お二人とも元々は、介護の仕事がしたくて就職したそうですが、店舗の立ち上げと合わせて現在のお仕事に就いたそうです。最初は戸惑ったそうですが、「人に対する接し方は、介護福祉も障がい者福祉も変わらないよ」とおっしゃっていました。また、管理者としてのお仕事は、さまざまなことが起きるので、大変な面もあるそうですが、利用者の方から頼ってもらえることにやりがいを感じるそうです。 「互いに支えあえる職場と巡り合えることが、女性にとっては重要なのかも」 障がい者就労支援として飲食店を経営している福祉団体は、新庄ではここにしかなく、最初は本当に苦労したそうです。 看板メニューを開発するため、職員みんなで味を研究したり、利用者にどのように関わっていくかなど、色々な研修に参加し学んだりもしました。もう一つ、職員に女性が多い職場だからこそ、産休や育休が取りやすい職場環境づくりを進めているそうです。 女性が働き続けるためには、そういったみんなで助け合える職場と巡り合えることも重要なのだと思いました。 「その仕事が自分の生活スタイルに合っていること。そして好きであること」 伊藤さんは、仙台の学校に進学したのですが、地元にUターン就職をしました。「都市圏で働くよりも、慣れ親しんだ地元で働くことに魅力を感じた」そして、やりたかった仕事に就くことが自分にとって1番だったとお話し頂きました。 お二人とも母親として、「18歳になれば子どもたちは、巣立っていくもの」だと考えています。子どもたちに、そして私たちにも「いつか故郷を自慢できる人になってください」というメッセージを頂きました。NPO法人福祉サポートセンター山形JuJu・マルシェ管理者伊藤 浩美さんからあげ十兵衛管理者中嶋  恵さん取材チーム Sunny サニー新庄南高等学校3年 榎本 朱里新庄南高等学校3年 林  佑香新庄北高等学校2年 伊藤 夏乃●JuJuマルシェ 新庄市本町6ー11 ℡0233-23-2345 営業時間:11時〜18時30分 日曜定休●からあげ十兵衛 新庄市若葉町9ー53 ℡0233-32-1551 営業時間:10時30分〜18時30分 日曜定休6

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