2017koho5
7/20

健診のすすめ自分の身体のことは自分が一番わかっている?それは本当ですか?■健診ってそもそも何をするの? 健診は病気の発見だけでなく、自分の健康状態がどうなっているのかを把握することができ、生活習慣を見直す指標になります。特定健診では、保健師などから具体的な改善方法を指導してもらえます。■元気な人にこそ健診を受けてほしい どんな病気も小さな症状から大きくなっていきます。しかし、小さな症状のうちはほとんど自覚がなく、気づいたときには手遅れな状態になっていることもあります。健診でわかったことを基に、生活習慣を改善したことで大きな病気にかからず、健康に過ごせている人がいる一方で、元気だからと自身の健康に気を遣わずに過ごし、大きな病気をしてから後悔している人もいます。「あのとき気を付けていれば良かった」と思う日が来ないように、自身や家族の安心のためにも定期的に健診を受けることをおすすめします。■健康づくりに特典が 自分のための健康づくりとはいえ、意欲を維持するのは難しいものです。それを応援する制度として、「健康マイレージ」があります。 自分で立てた健康目標に向けて取り組んだり、がん検診を受けたり、対象の健康関連のイベントに参加したりすることで、ポイントがもらえます。ポイントが一定数に達すると、県内の協力店でサービスや特典が受けられる「やまがた健康づくり応援カード」や「記念品」を受け取ることができます。さらに、抽選で血圧計やお米などがもらえるチャンスもあります。自分のための健康づくりに取り組みながら、健康マイレージを活用して、特典をもらいましょう。健診を受ける意識が健康をつくる「当たり前」ができることに感謝 知人の病気がきっかけで、自分の身体が気になり、検査を受けたおかげで脳腫瘍が見つかり、早期に治療を受けることができました。あと3年も気づかなければ私は亡くなっていたそうです。片耳が聞こえなくなってしまいましたが、早期に治療したおかげで、今は社会復帰を果たし、当たり前のことができる生活が本当に楽しいです。健康づくりは幸せになるための基礎づくり 健診は自身の現状を数値で知ることができ、頑張った成果が目に見えるため、楽しく続けられています。健康になれば、将来への不安・老後の心配が減り、日々が楽しくなります。実際に、私がそうでした。「健康」であることは、自身や家族の楽しく幸せな生活につながるので、健診を受けることと、いつもより一歩多く歩く程度の気持ちで、健康づくりを始めることをおすすめします。私はそれを声を大にして皆さんに伝えたいです。鈴木 利男さん(60代)プロフィール40代から定期的に健診を受け、日々健康づくりを楽しんでいる。▲健康マイレージにより受け取れる特典+ 地域医療を考える特集75

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 7

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です