2017koho06
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 現在本市で活躍する4人の地域おこし協力隊と、地域活動を実践しながら区長を務める2人に、新庄が今はどういう街に見えていて、これからどうなってほしいか、どうしていきたいかを語ってもらいました。それぞれから見た新庄齋藤彰吉袋区長(以下齋藤) 私は寒河江市の生まれなのですが、新庄市で初めて新庄まつりを見たときは本当に感動しました。歴史・伝統を愛し、守り続ける新庄市民は本当に素敵だと思います。矢口裕二升形下二区長(以下矢口) 生まれも育ちも新庄なのですが、新庄まつりもそうですが、何かに取り組むときに皆でやろうという地域性に区長として助けられています。地域おこし協力隊の方々から見て、新庄はどんなところですか?吉野優美(以下吉野) 東京生まれですが、新庄まつりには毎年来ていました。新庄=まつりを見るところという印象でした。今は、地域の人との距離が近くて、何をするにも相手の表情が見える素敵な街という印象です。渡邉悠樹(以下渡邉) あれほどすばらしい新庄まつりを市民が自分たちの手で作り上げているということに衝撃を受けました。十年前に初めて見たとき、ここに住んでみたい、と思いました。そのときから、もう、移住は決めていたのかもしれません。高橋諒(以下高橋) 私は生まれも育ちも新庄でした。自然が豊かで日々その変化を楽しめる、そういう何気ない日常の情景が美しい街だと思います。すれ違う人たちが挨拶をしてくれるのもあったかいですね。新庄に戻ってきて良かったと感じる瞬間です。岩本涼花(以下岩本) 千葉県出身で、保存修復が学べる美術系の学校に通っていました。就職先を探しているときに、旧矢作家や蚕の試験場など、魅力的な文化財がある街だと思い、地域おこし協力隊に志願しました。文化財が街中のフラッと行ける場所にあるというのは正直驚きでした。それだけ文化と伝統が日常に溶け込んでいるのだと思います。齋藤 たしかに、風景で言えば月山と鳥海山があれだけ美しく一望できるのは新庄市ならではかもしれません。わたしが米沢の友人を御霊屋に連れて行っ矢口裕二さん (升形下二区長)齋藤 彰さん (吉袋区長)4区長×地域おこし協力隊      対談 〜今とこれからの新庄市〜

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