2017koho9a
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 これからどんな市を目指し、まちづくりを進めていくかを考えるうえで、地域コミュニティの果たす役割は大きく、その重要性はますます増加しています。 「区長と市長のまちづくり会議」では、地域を代表する各地区の区長と市長が意見交換を行っています。直接話を聞くことで、地域の声を市政に取り入れ、よりよいまちづくりを目指すことを目的として実施しています。 今年で28回目を数えるまちづくり会議が、7月20日から25日にかけて市内の6会場で開催され、各区長から提案された市の将来に対する意見などが話し合われました。地域活動から市全体を活性化させるためのアイデアなど、活発な意見交換が行われました。その一部を紹介します。新庄まつりのPRについて■区長 新庄まつりがユネスコ無形文化遺産に登録されたことは、大変喜ばしいことである。そこで新庄まつりなどのPRについて、山形新幹線の車両の中にテレビ画面を設置して、映像を流したらインパクトのある宣伝効果が得られると思う。■市長 山形新幹線内の案内テロップに関しては、山形新幹線が東京~福島間を通過している際に観光案内を表示してほしい旨、県を通じて要望を行っていますが、他の沿線自治体との兼ね合いから、実現には至っていないのが現状です。 東京~福島間では天気とニュースが流れますので、福島から分かれて米沢駅に到着するまでの30分間で流せたらいいなと思っています。また、ご提案いただいたモニター設置によるコマーシャル放映につきましては、現在、山形新幹線を含めた他の新幹線にもモニターが設置されていない状況を考えますと、車内での設置場所や維持管理などの面においてJRからの協力を得ることが非常に難しいものと考えています。 しかしJRでは、現在、東北新幹線の一部でWiーFiの試験サービスを実施しており、今後、このサービスが拡大されれば、新幹線の車内で、観光に特化したコマーシャル映像の配信の可能性が高まるものと予想されます。WiーFiが使えれば、観光についてもお客様がスマートフォンなどで調べることが出来ます。ただ、山形新幹線の米沢~福島間でネットが使えない場所があり、そこのまちづくり会議での成果 これまでに開催されたまちづくり会議において、区長より提案された意見が実際に市政に反映され、市民生活の向上につながっている例があります。その一部を紹介します。平成20年度まちづくり会議新庄まつりの3日間、仮設トイレなどを設置してはどうか。 南本町、曙町など、期間中利用者が増えることが予想される公衆トイレを改修し使いやすくしました。また、市内各所に仮設トイレを設置し、トイレマップを当日配布しているほか、ホームページ上でも場所を確認できるようにしました。▲昨年改築された南本町公衆トイレひとふれあうまち 地域力共に考える新庄の未来まちづくり会議区長と市長の12

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