2017koho11
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プラスSHINJO PUBLIC RELATIONS INFORMATION地域を守る新たな力 防災士 とは?詳しくは、環境課地域防災室へ。℡内線435防災士の成り立ち防災士が果たす役割 阪神・淡路大震災では、家屋の倒壊や家具の転倒の下敷きとなった人々の約8割を家族や近隣住民が救助しました。この教訓から、災害時は自助・共助の重要性が認知されましたが、当時は防災についての知識を持った人材が少なく、現場が混乱したという反省もありました。 そこで、地域の防災リーダー役を担い、防災に対する正しい知識と適切な判断力を兼ね備えた人材を育成するための制度が誕生しました。それが「防災士」です。 地域の防災力を向上させるには、住民の一人ひとりが、防災と減災の知識や技能を身につけ、災害発生時には住民同士が協力し合って、被災者の救助や火災の初期消火などに努め、被害を最小限に食い止めることが重要となります。防災士は専門のカリキュラムを通して学んだ防災知識を活かして、地域の防災活動の推進や防災訓練を主導します。 平成15年10月に第一号防災士登録者が誕生して以降、防災士登録者は年々増加し、9月現在の登録者は全国で13万5千人を超えています。新庄市にも防災士会が設立されました 新庄市防災士会は、市内に在住する防災士登録者から有志を募り、平成28年5月に発足しました。現在、20名の会員が在籍しております。 新庄市防災士会の活動内容は、専門的な知識を有した立場から町内の防災活動への助言・指導や、先進地域の視察、市内自主防災組織との意見交換などです。地域防災力の向上を目指して活動しています。 10月15日に新庄小学校を会場に開催された新庄市総合防災訓練では、近隣住民と共に避難誘導訓練と初期消火訓練に参加しました。 現在、新庄市では自主防災組織の設立を進めています。組織づくりや運営を行う上で専門的知識を有した防災士の活躍が期待されています。 「郵便局を防災の拠点へ」との考えから、全国郵便局長会では1万3千人の郵便局長が防災士の資格を持ち、「安心と安全の街づくり」に寄与することを目的として、平成15年の事業方針に防災士活動を掲げて以降、資格取得はもとより、全国各地で具体的な防災活動を展開しています。全国の活動例▲先頭に立って、避難誘導訓練を主導する防災士1791711

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