2017koho11
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 角沢地区連合会は、角沢、大谷地、清水、芦沢の4つの町内から構成されており、平成24年度から市の地域づくり支援モデル事業を活用しながら地域の遺物調査や収穫祭など、さまざまな活動を実施しています。 もともと角沢地区連合会として活動する以前から、地域にある山ノ神の清掃や遊歩道の整備を実施したり、河川アダプト団体(新田川)やマイロードサポート団体(新庄次年子村山線、角沢鳥越線)として、「角沢を愛する会」が各方面で活動しており、現在でもその活動を続けています。角沢小学校の閉校が取り組みのきっかけ 「モデル事業に取り組もうと思ったきっかけは角沢小学校の閉校です。 それまで地域間交流の拠点としての役目を果たしていた校舎が解体となり、4地区で一緒に活動していた敬老会が無くなるなど、地域間の交流が少なくなり、世代間の絆も希薄になってきたことを感じていました。 閉校になってからしばらくは本当に何もできなかった時期があり、子どもたちの顔が見えなくなってきてはじめて、このままではいけないと皆が気づいたんだと思います。 そんな中、角沢地域の将来について考えるワークショップが開催されたことを機に、住民の地域おこしに対する機運の高まりを感じた時期がありました。そこで、市のモデル事業に取り組んでみようということになったのです。」 話しの中ででてきたワークショップは、地域の活動をその趣旨も含めて地域全体で認識し、角沢全域が住みよい地域としてこれからも持続していくためのきっかけづくりとして取り組んだそうです。 この活動では、実際に地域の資源マップを作成し、住民同士での提案の出し合いが行われました。最終的に提案をまとめた地域の構想図を発表し共有しました。 市のモデル事業への取り組みでは、アンケート調査を行うための調査項目の検討や調査票の作成、結果の集計・検討など、人員の不足もあり時間が相当かかってしまったとのことです。アンケートについては各地区の区長さんが取りまとめ、回答率は90%以上と高いものとなりました。そして、この調査により地域の課題が明らかになったといいます。 アンケート結果を取りまとめた結果、地域・世代間の交流を深め、角沢地域の資源を見つめ直す取り組みを実施していこうということになり、収穫祭の実施や現存する景観・史跡・建造物などを次世代へ継承する為の調査や調査結果の報告会・勉強会などが検討されました。 そして平成26年度に初めて角沢地区収穫祭が行われ、今年で4回目の開催となりました。角沢地区連合会角沢・大谷地・清水・芦沢角沢地区区長(角沢地区連合会会長) 髙山 和家 さん  角沢地区副区長  髙山 宗悦 さん4

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