2017koho11
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特集/地域と共に生きる 地域活動と協働事業のススメ 角沢地域はそれぞれの地区が距離的に離れているため、送迎車を用意したり、参加を促すために案内状を配布し、スタッフが個別に声掛けを行うなど、参加者を増やすための意見を取り入れながら、さらにより良いものにしていこうと活動しています。 そして、決まった人たちが参加するのではなく、老若男女を問わずさまざまな人が幅広く参加できるよう、楽しい雰囲気づくりを心掛けているそうです。受け継いでいくためには、自分たちが楽しく活動すること 「特に地域の次世代を担う子どもたちにたくさん参加してほしいのです。 今の時代は、子どもを持つ親世代が忙しく、地域行事に関われないばかりか、子どもたち自身も何かと忙しく、結果的に地域行事が後回しになってしまっているように感じます。 そんな中でも、親子が共に地域行事に参加できるような取り組みを、少しずつでもコツコツと実施していきたいです。将来的には子どもたちが自主的に収穫祭で提供されるものの盛り付けや販売ができるようにしていけたらと思います。 上の世代が地域づくりに取り組む姿勢を率先して子どもたちに見せることによって、子どもたちが将来大人になってから角沢の地域に愛着を持って地域活動に参加できるようになればいいと考えています。 そして、自分たちが地域づくりに関して楽しく活動している姿を見せていれば、子どもたちも自然と後に続いてくれるのではないかと思います。 角沢地域は、まだ昔ながらの近所づきあいが残っている地域です。こういったつながりをこれからも残していけるように活動していきたいです。」 地域づくりに関する想いのほかにも、今後は自主防災活動を中心に、これまで行ってきた地域活動との連携に力を入れていきたいと語ってくれました。 角沢地域は各集落が離れているため、合同での避難訓練などの活動は難しいことから、集落ごとに活動した結果を持ち寄り、今後の課題や情報などを共有していく予定だといいます。避難訓練などになれば大人から子どもまで多くの世代の住民の参加が見込めるので、その活動を現在の活動と連動させていきたいとのことです。 また、角沢地域には農林大学校があることから、今後連携して何か事業ができないか検討しているそうです。 角沢地域では、地域コミュニティの中心的な場所であった角沢小学校跡地を舞台に、新たな地域づくりを模索しています。▲平成24年度ワークショップ▲平成29年度収穫祭▲平成27年度地域の歴史講座▲出来あがった地域の資源マップ511

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