2017koho11
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特集/地域と共に生きる 地域活動と協働事業のススメていますが、初年度はアンケート結果に基づき、自主防災組織を立ち上げるための取り組みを行いました。 「9町内の区長が集まり、進捗状況や情報提供を行いながら組織づくりに取り組んでいます。まずは、立ち上げることが大切だと考えていて、規約づくりなど難しいところもありますが、お互いに協力しながら一斉にスタートできればいいかなと思っています。アンケート結果を見ても、96%が自主防災組織が必要と回答しているので、最も重要な取り組みと考えています。 まず、最上広域消防本部から講師を招いて防災講演会を開催しました。50人ほどの住民が参加し、初期消火訓練や、AEDの使用方法を学びました。また、緊急時の安否確認などに使用できるよう、世帯調査票を準備し、台帳整備も行いました。 さらに、市指定の避難場所やAEDの設置箇所、こども110番連絡所など、地域のさまざまな防災に関する情報を一枚の地図上にまとめた防災マップを作成しました。このマップは、各区長はもちろんですが、消防本部や地域の消防団の皆さんに協力をいただきながら完成させました。完成したものは、地域全戸に配布したので地域住民の防災の意識を高めることにつながっていると思います。」 モデル事業に取り組んだことで、さらに地域のまとまりがでてきたと感じているといいます。今後の取り組みについては、アンケート調査の結果を参考にして考えていくとのことです。話し合いながら地域全体で課題解決を考え後世に伝える 「せっかく地域の皆さんが書いてくれたアンケートなので、どう活用していくか、これからの方が大変だと思います。地域の課題としてさまざまな意見があがっていますが、それにどう取り組んでいくか、どんな事業を実施していくか、話し合って実現していきたいと考えています。 アンケートの作成から回収、集計までは大変な作業でしたが、その作業の中で区長同士の連帯感が生まれ、楽しんで活動できました。地域活動は何よりも実施する人が楽しんでやらなければ続かないと思います。今後次世代へこの活動をつなげていかなければなりませんが、楽しんで活動する気持ちも引き継いでいければと考えています。」 アンケートで出された課題をより多く解決できるよう、話し合いを重ねながら地域活動に取り組んでいます。 そして、地域活動を行っていくうえで、最も重要なことは「継続していくこと」です。泉田地区は、よりよい町を作っていくために、この活動を後世につなげていきます。▲平成29年度芋煮会▲拡大委員会の様子▲AED講習会の様子▲泉田地区防災マップ711

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