2017koho12
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特集雪に強くた。新庄では「雪かき」のことを「雪堀り」と呼ぶのも頷けます。 二枚の写真を見比べると、今と昔の道に残っている雪の違いがはっきりわかると思います。 積雪量が変わっていない中で、道に残された雪の量が違うのは除雪技術が進歩したからではないでしょうか。個々人の除雪作業も大きく進歩していて、専用の除雪機を導入している世帯も散見されます。除雪機までいかなくとも、スノーダンプなどの除雪に使う道具は素材や形状が洗練され、便利なものが次々と開発されています。 当市の除雪技術も需要の全てを満たせてはいないものの、機器の進歩だけでなく、市民の要望や意見を取り入れながら、年々の改善を重ねています。では新庄市の除雪はどのように行われているのでしょうか。除雪の流れ まずは、除雪に出動する必要性があるかを確認します。市内に設置された「除雪自動通報装置」が降雪量10㎝を観測すると、除雪車出動の指示がでます。出動を判断する時間は2時30分から4時30分までで、降雪10㎝を観測してから30分後には除雪を開始します。それ以外の時間で降雪量が多い場合は、職員の判断により除雪車出動の指示がでます。 「除雪自動通報装置」は市内3か所(北部、中部、南部に各1つ)に設置しており、それぞれに対応した地区へ除雪車が出動。除雪車は北部30台、中部70台、南部27台の計127台が除雪を担っています。除雪車を運転するのは、新庄の道路維持管理に精通した37の事業所で、それぞれの担当地区を除雪します。除雪する道路はオペレーター(除雪車の運転手)ごとに割り当てられており、オペレーターの判断により除雪が完了していました。そのため、交通状況や道路状況、天候などにより、場所によって除雪の進捗具合に差異が生じていました。しかし、今年度より【除雪車運行管理システム】を導入したことで、その状況が変わることになります。▲市内三カ所に設置された除雪自動通報装置150cm未満150~200cm200cm以上※グラフは気象庁ホームページで公開されている値をもとに作成しました。昭和36年昭和37年昭和38年昭和39年昭和40年昭和41年昭和42年昭和43年昭和44年昭和45年昭和46年昭和47年昭和48年昭和49年昭和50年昭和51年昭和52年昭和53年昭和54年昭和55年昭和56年昭和57年昭和58年昭和59年昭和60年昭和61年昭和62年昭和63年平成元年平成2年平成3年平成4年平成5年平成6年平成7年平成8年平成9年平成10年平成11年平成12年平成13年平成14年平成15年平成16年平成17年平成18年平成19年平成20年平成21年平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年平成27年平成28年平成29年観測史上最大236cm観測史上最低49cm512

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