2017koho12
6/20

新技術の導入 新庄市では平成29年11月21日に、除雪車両運行管理システムによる除雪作業車両追跡マップを新庄市雪対策総合サイト「雪国生活」上に公開しました。この追跡マップは、除雪車両が今どこを除雪しているのか、リアルタイムで把握できます。除雪車両が出動しているかが瞬時にわかるだけでなく、除雪車両の場所から自分の家の近くに来るおおよその時間を把握することも可能です。 この除雪車両運行管理システムは、移動軌跡を見ることも可能で、職員が除雪車両ごとの除雪進捗状況を瞬時に把握することができるようになりました。早めに除雪が終わった車両を、除雪が遅れている区域に行くよう指示するなどの対応が可能となります。 今までは除雪車両ごとに判断するしかなかった除雪も、職員が全体を調整しながら個別に指示が出せるようになったことで、除雪がよりスムーズに行われるようになります。排雪・消雪・流雪 除雪は積もった雪を空いた場所に一時的に寄せる行為です。そのため、いつかは許容量を超えることになります。それらを別の場所に運んで捨てる「排雪」、地下水を汲みあげて処理する「消雪」、水の流れる側溝を利用して溶かす「流雪」があります。 排雪は、除雪車が道路脇に寄せた雪が交通に支障をきたすと判断された場合に行われます。 消雪は、一定区域の道路に設置された、地下水を散水する消雪装置によって自動的に行われます。設置されている区域は、交通量の多さや道幅などの一定の要件を満たした場所から優先的に設置されています。設置区域は年々増えていて、利便性が向上しています。 流雪は、水の流れる側溝(流雪溝)に雪を落とすことで処理します。流雪溝は年々増設しており、現在は左頁図の地区を整備しています。その延長距離は14年前の計画時から4.4㎞延びた48.7㎞となっています。流雪溝は、水量と投雪量のバランスが崩れると、雪詰まりを起こし、水上がりが発生します。それを防ぎ、流雪溝の利用を円滑にするため、流雪溝利用協力連合会が組織されました。団体管理のもと、流雪溝を利用する時間や量を地区ごとに調整することで、水上がりを未然に防ぐようにしています。 このように、除雪に限らず雪への対策は技術面・体制面で日々進歩しています。雪国生活を安心・安全かつより快適に過ごすために、皆さまのご理解・ご協力をお願いします。 2時30分から4時30分までで、降雪10cmを観測すると専用端末を通じて除雪車運転手それぞれに通知。 通知後30分以内に除雪を開始!除雪管理システム 除雪車の現在地や移動履歴(どこを除雪し終えたか)を都市整備課の端末にリアルタイムで表示。職員6

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 6

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です