2017koho12
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答申への対応状況 雪と暮らしを考える連絡協議会より、平成27年11月に答申書が提出されています。今回の除雪車運行管理システムもその答申書にあった課題に対する解決手段の一つです。答申書にある課題内容と現在の対応状況は左記のとおりです。□現行の雪対策支援制度の周知徹底と手続きの簡素化  雪対策総合ホームページ開示済。ネットが身近でない方向けのパンフレット作製、配布済。雪相談窓口を開設済。 □共助による雪対策推進  充実した交付金制度及びボランティア普及モデル事業の検討中。 □道路除雪の出動基準の見直しと情報提供の充実  オペレーター自主判断除雪導入済。GPSを利用した除雪者運行管理システム導入済。 □流雪の利用におけるルールの確立と周知徹底  利用状況の聞き取り調査済。流雪溝利用組合設立に向け取組み中。□高齢者世帯の間口除雪における機械除雪の質の向上  支援者のリストアップ中。 □雪捨て場の確保  雪捨て場の冬期間における固定資産税の減免導入予定。 □空き家の雪処理問題  応急措置実施および適切な管理の指導中。流雪溝3連合会協定 克雪対策の一環として流雪溝整備を進めてきましたが、ルールのもとでの円滑な利用に関しては遅れている状況にあります。 そのため、現在流雪溝整備を進めている3地区(中山町・常葉町地区、新松本地区、金沢地区)では、先行して利用者による管理組合を組織し、流雪溝利用の際は円滑な投雪が行えるよう市と「流雪溝施設の管理運営に関する協定」を結びました。 流雪溝を円滑に活用するには、施設整備はもちろんのこと、決められたルールのもとでの利用が重要になります。「施設は行政 活かすは市民」という考えで、お互いに協力し良好な管理運営に取り組みます。 すでに設立されている管理組合も話し合いの場を設けながら円滑な利用が行えるよう進めていきます。新庄市消流雪用水事業 市内の河川は、冬になると極端に流量が少なくなるため、既存の「国営新庄農業水利施設」を活用し、豪雪期となる1月から2月末までの間、最上川から取水した水を市内の各河川などに流して流雪溝の水源として確保しています。 ●取水量 0.6t/秒 ●通水時間 6時~8時、14時~16時、       18時~20時の合計6時間 受益面積 134ヘクタール流雪溝整備事業 流雪溝の整備は、「第2次総合雪対策基本計画」に基づき順次進めています。第2次新庄市総合雪対策基本計画では、計画面積を574ヘクタール(概ね用途地域)、流雪溝延長は約92キロメートル、流雪溝の必要水量を5.75トン/秒としており、平成28年度末の流雪溝整備率は53.0%となっています。▲左から金沢地区、中山町・常葉町地区、新松本地区の会長流雪溝の整備状況マップ 現在、金沢・新松本地区と中山町・常葉町地区では、流雪溝用水導入事業と流雪溝整備事業を進めています。あわせて、流雪溝管理組合の立ち上げにも取り組んでいます。新庄駅最上公園新庄南高校新庄北高校県立病院市役所善龍寺中川石油金沢南保育園接引寺長泉寺最上総合支庁神室産業高校陸羽西線奥羽本線45830813134745812345流雪溝整備の地区別整備状況1常葉町.................18ha2常葉町〜本町地区 ............................18ha3上金沢町〜末広町地区 ............................35ha4松枝〜下金沢地区 ............................27ha5新松本地区..........20ha特集雪に強く712

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