20180209
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新庄は父の出身地。私にとっては馴染みの土地でしたが、大人になってから新庄・最上地域のどっかどした(落ち着いた)空気感と自然と近い生活に引き込まれ、新庄と東京の2つの拠点を行き来するようになり、協力隊制度を知り応募したのが3年前。『協力隊』という名前はついていますが、実際は地域の方々に多く協力してもらったなと感じています。また、union(ユニオン)という名で最上地域内の協力隊とも連携をとり、一緒に『Vubeat(バイビート)』というイベントを年に1度開催できたことも行政担当者さんたちの理解の賜物で、同じ境遇の仲間と活動ができたことも活動を続けていく下支えとなりました。新庄市エコロジーガーデンでのカフェ・アオムシの運営、平成28年1月には新庄駅前に最上地域初となるコワーキングスペース・GOSALOn(ゴサロ)開設。平成28年春にはゴサロから「空き家プロジェクト」を発足。そして、その活動を通じて昨年の9月に一般社団法人『最上のくらし舎』を起ち上げました。(会社立ち上げ時は)『この地域で生きていくんだ』と腹をくくった瞬間でもあり、今まで続けてきた活動をさらに発展させるための基盤をつくることにもなりました。3年間という月日は、中学・高校と同じ期間。学生時代から離れ、大人になった今、皆さんはどんな一年一年を過ごしていますでしょうか。私は、学生時代のような濃く変化の多い3年間をこの地域の皆様と一緒に過ごしたように感じています。出会った人たちの温かさや芯の強さを心底感じ、『ここでなら、大変なこともきっと少しずつ皆の力を借りて、実現できるのではないか』そう思いながら1つ1つ自分ができることをしています。4月以降は、起ち上げた『最上のくらし舎』として、万場町にある元・仕立屋(裁縫店)の空き家を改装して喫茶を作り、そこにいる予定です。喫茶の中には共同事務所・貸会議室を設置し、勉強会・教室・展示会など自分たちがワクワクすることをこれまで同様に開催し、それを応援していきたいと思っています。改めまして、3年間ありがとうございました!今まで協力していただいた分、その気持ちに応えられるように頑張りたいと思っていますので、これからもよろしくお願い致します。地域おこし協力隊2名の旅立ち3年間ありがとうございました▲【空き家プロジェクト】では、空き家を利用した場づくりや生業づくりを行っています。最上のくらし舎Facebook「https://www.facebook.com/mogaminokurashi/」 地域おこし協力隊は、意欲ある地域外の人材を積極的に誘致し、地域の活力を呼び起こし、その地への定住・定着を目指すものです。この制度は平成21年度から総務省の事業として開始され、本市では平成26年度から隊員を受け入れており、最長3年の任期で活動しています。現在、都市部から移住した5名の隊員がそれぞれ地域おこし活動に奮闘中です。このうち、吉野隊員と渡邉隊員が3月末で任期終了となります。これまでの活動で感じたことや今後の取り組みについて話してもらいました。「さよなら」から始まることがたくさんあるんだよ吉よしのゆうみ野優美30歳 東京都日野市出身 商工観光課 H27.4委嘱12

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