2018koho06
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 旅行へ「行く」人たち。㈱トランスオーシャンツーリスト代表取締役佐藤敏英 氏61987年6月  第四次全国総合開発計画の閣議決定により、相馬―横手間が高規格幹線道路に構想されました。 1997年11月 米沢北IC―南陽高畠IC開通1999年11月 川原子IC―新庄IC開通2002年9月 山形上山IC―東根IC開通2006年11月 野黒沢IC―川原子IC開通2007年9月 東根IC―尾花沢IC工事着手2011年3月 新庄IC―新庄北IC開通2011年4月 南陽高畠IC―山形上山IC工事着手2014年9月 新庄北IC―(仮)昭和IC工事着手昭和62年Heisei平成 道路を利用して旅行へ「行く」人たちについて、旅行のプロであるトランスオーシャンツーリスト代表取締役に、新庄へ「来る」人たちについて新庄観光協会局長に、現状と東北中央自動車道が完成することで、新庄に生まれるメリットなど期待していることをそれぞれの立場から語っていただきました。道路を利用して旅行へ『行く』人たちについて 新庄に限らず日本人の特徴として、秋の紅葉シーズンに旅行に行く人たちが多いです。インバウンドなどで東北を観光する外国人は、秋だけではなく、春の桜シーズンにも多い傾向があります。年度末や年度初めにあたる4月前後は、農作業や仕事などで忙しい人が多いため、日本人と外国人で差がでているようです。 東北の旅行先として選ばれる観光地は各地に点在しており、色々な場所に行くには車の移動時間がどうしても長くなってしまうので滞在時間を加味すれば、車で行ける場所も限られたものになってきます。東北中央自動車道が完成すれば、状況はかなり変わると思います。東北中央自動車道の完成に期待していることは? 新庄は縦にも横にも幹線道路が繋がる交通の要所で、この街からさまざまな場所に行くことができます。幹線道路が拡張することで旅行先の選択肢も増え、移動時間の短縮に伴い滞在時間が伸びることになります。 旅行はリフレッシュするのにも良いとされますが、旅先で学んだ知識や、出会った人との交流は、人生を豊かにする財産になります。仕事に家事にと忙しい現代人は、旅行のためなどにまとまった休みが取りづらいかもしれませんが、東北中央自動車道が完成し、行きたい場所に短時間でたどり着けるようになれば、旅行がもっと気軽なものになると思います。 また、さまざまな場所に行ける交通の要所は、さまざまな物が行き来する物流の拠点になりうる場所だと思います。物流の拠点には物が集まり、物が集まれば人が集まるようになります。道路が拡張することで、そこに暮らす人々の生活が豊かになり、活力が生まれるのではないかと期待しています。平成9年平成26年平成11年平成14年平成18年平成19年平成23年

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