2018koho06
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長倉直人 氏株式会社エヌシップ 代表取締役 家業である農家を継ごうと平成22年に就農。平成24年1月に会社設立。会社ならではの「かまくらやさい」の生産や6次産業化に取り組む。周年農業を通して、町内での雇用拡大を目指す。佐藤孝和 氏農業組合法人ひまわり農場 代表理事 農事組合法人ひまわり農場に就農し、今年2月に代表理事に就任。農地の集積を図り、大豆、米、ブロッコリー、ミニトマトや飼料用米、飼料作物の栽培など、真室川町全域の農地の担い手として活躍している。――東北中央自動車道などの道路整備により、皆さまから見てどのようなメリットが生まれましたか? 佐藤昭彦(以下佐藤昭):高規格道路が延伸することで、目的地までより早く到着できるようになり、輸送時間を短縮することができます。昨今問題になっている運転手の労働時間を減らすことができ、より安全な運送ができるようになると思います。また、労働時間の問題で、輸送先が関東までと限られていたのですが、いずれは輸送できる範囲を広げられる可能性がでてきました。  輸送時間や運転手の労働時間は運賃にも関係してくるので、良い影響がでてくれれば良いと考えています。長倉直人(以下長倉):当社の場合、関東方面はもちろんですが、北方面への輸送面でメリットを大きく感じます。昨年から青森県五所川原市で農地を借りて、野菜の栽培を始めました。青森へ肥料などを運ぶにしても、逆に青森から生産物を集荷してくるにしても、現状では北へ向かう便が少ないため、チャーター便で運ぶ必要があり、コストが大きいという課題がありました。金山と秋田が高規格道路でつながってくると、チャーター便を使わなくても済みますし、少量でもコストを抑えて運べるメリットがでてくるのかなと思っています。東北中央自動車道に関わる   4市町対談(    )8真室川町mamurogawa town金山町kaneyama town 山形県を縦断する東北中央自動車道の沿線上にある4市町(真室川町、金山町、新庄市、舟形町)の方々にお集まりいただきました。農業や運送業に従事する方々で、道路が繋がることで生まれるメリットや、最上地域振興としてできることなどについて、それぞれの立場から語っていただきました。 真室川町   金山町 新庄市    舟形町

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