2018koho8
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8祭りを彩る 心意気 新庄まつりの山車は、「やたい」と呼ばれています。町衆は若連という組織を作り、毎年町内単位で山やたい車を作ります。題材は能・歌舞伎や歴史物語・伝説などから選び、等身大の人形を中心に、山・館・花・滝などを周りに配置します。 各町内が華やかさと卓越した技を競い合う山や車たいは、数カ月かけて精魂込めて作られます。 選考会で優秀とされた山やたい車は、ふるさと歴史センターに2台、ゆめりあに1台が1年間展示されます。その他の山やたい車はすべて解体されます。▲新庄城址を出発する神輿▲アビエスに到着後、神事が執り行われる▲石川町のごきげん通り神みこしとぎょぎょうれつ輿渡御行列 道を払い清める神官が進み、その後から町太鼓が行列の到来を知らせます。 先頭にいる御お先さき手ては「下におろう、下におろう」のかけ声をかけて進みます。これは、神みこし輿は立ったまま拝んではならぬという戒めの言葉です。行列を横切ったり、高いところから見下げることは禁止されています。山車(やたい)松神を招く目印とされています。山車には必ず飾ります。人形頭と手、露出した足は、人形師の野川家から借りたもので、胴体はワラをさらしで巻いて作ります。桜松・牡丹とともに、山車に欠かせない三種の神器。牡丹女性の姿を表すと言われています。山神を招くところ。どの山車にも作られ、一番最初に作ります。紅葉山車をにぎやかにするのに最適。降臨した神をもてなす供物の意味もあるようです。

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