2018koho10
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自主防災の意識をたかめよう  国土技術研究センターの資料によれば、日本の国土面積は全世界の0.28%。しかし、全世界で起こったマグニチュード6以上の地震の20.5%が日本で起こり、全世界の活火山の7.0%が日本にあり、全世界の災害で受けた被害金額の11.9%が日本の被害金額とあります。このように災害の割合がとても高い国に私たちは住んでいます。 今年は、猛暑、豪雨、地震、台風などさまざまな自然災害が列島を襲いました。新庄でも、44年ぶりの水害に見舞われましたが、川の付け替えや川幅の拡張など整備が進んだことで、街中氾濫にまでは至りませんでした。その分、川や農地などの被害が発生しました。人災がなかったことは不幸中の幸いです。災害箇所を点検し、災害に強いまちづくりに努めなければならないと肝に銘じました。伊勢湾台風(昭和34年)では5,098名の犠牲者を出しましたが、防災への対応が進み、6,437名の犠牲者を出した阪神淡路大震災(平成7年)まで、1,000名を超える犠牲者を出した災害は発生していません。しかし、平成23年3月11日の東日本大震災では死者15,270名、行方不明8,499名というかつてない数の犠牲者が出ました。人間の予測をはるかに超える自然界の猛威が現実のものとなりました。すでに地殻変動の活動期に入っているともいわれています。日本人は、古来よりこうした災害と戦い、悲しみや、苦しみを乗り越え前向きに生きてきました。これにより新たな技術や工夫を生み出し、豊かな国をつくってきました。災害は忘れたころにやってくると言われますが、忘れる前に次々と来ています。自助・共助・公助普段から家族やご近所との話し合いを大切にしながら、自主防災意識を高めましょう。目次◎CONTENTS特集/平成29年度を振り返る4平成29年度決算の状況6平成29年度 国民健康保険事業特別会計決算7平成29年度水道事業決算8平成29年度主要事業10 観測史上最大の降水量   ~50年に1度の豪雨災害~12 まちとぴ14 われら子育て応援企業1510月は「がん検診推進強化月間」です16図書館に行こう!17お知らせなど20連載 ものづくりの街しんじょう山尾順紀10SHINJO PUBLIC RELATIONS No.730表紙の写真 日新放課後児童クラブに通う児童たちです。元気に施設内を走り回ったり、ビデオを見たり、外で虫などを捕ったりしていました。当施設は、児童たちにとっての放課後の安全安心な活動場所となっています。未来のしんじょうを担う子どもたちが、本市の宝であり、まちの元気を生み出す主役になって欲しいと願っています。2育む子どもたち!

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