2018koho11
11/24

A 共同生活援助(グループホーム)というサービスがあります。お部屋の見学などを通して、本人が安心して生活できる場所を探していきましょう。Q 仕事をしたいと考えているのですが…。A 就労系のサービスがあり、事業所と連携して見学や実習などを行い、就労につながる支援をします。  他にも、安心して過ごせる場所探しや、自宅での生活を継続していくためのヘルパー派遣の調整など、希望・要望はさまざまだと思います。ご本人やご家族の悩みが少しでも解決できるよう、行政機関や各福祉事業所などと連携をとりながら支えていきます!医療法人社団清明会新庄明和病院池谷龍一 院長 静岡県浜松市出身で山形大学医学部卒。初めて赴任した医療現場で「身体の治療だけではなく、精神のケアも重要である」と実感し、その後、精神科医の道を選択。県内各地の医療機関勤務を経て、平成23年、新庄明和病院に赴任、平成29年からは院長として活躍中。PROFILE新庄明和病院 新庄明和病院は、最上地区内で唯一の精神科病院です。精神科病院とは、精神疾患者などの治療やケアに必要な専門職員がいて、入院・外来機能がある専門病院のことですが、以前は「精神」病院と呼ばれていました。しかし、平成18年に「精神科」病院という表現に法律で統一され今に至っています。最上相談支援事業所「知的障がい者の支援」山科 早苗 さん(左)林  明朱 さん(右) 現在の新庄市の人口は約3万6千人ですが、その内の6%以上の方は何らかの障がいがあり、ヘルパーさんなどの支援を利用したり、福祉サービスの事業所を利用したりして生活しています。その中で、知的障がい者の割合は12%です。知的障がい者を持つご両親やご家族の方々の心配は尽きないことでしょう。 私たちが生活していくうえで、いろいろな場面で自分で決める・選ぶということがあります。朝起きて今日はどんな服を着ようか、ごはんは何を食べようかなども自己選択です。それは障がいがあっても無くても同じことです。私たち相談支援専門員は、さまざまな福祉サービスを利用するときに、障がい者本人の意思を第一に考えて計画を作成しています。しかし、重度の知的障がい者の方々は意思の確認が難しく、常に一緒に生活しているご家族との連携が必要となります。本人はもちろん、家族みんなが安心して生活できるように、そして本人が活き活きとその人らしく生きていくことができるようにと願っています。 山形県内には知的障がいのお子さんを持つ親御さんたちで構成する「手をつなぐ育成会」があり、地区ごとの活動があります。「新庄最上地区手をつなぐ育成会」では、同じ悩みを持つ親同士で情報交換をしたり勉強会を行ったり、会員のお子さんたちが参加できるレクリエーションを企画したりと、さまざまな活動をしています。また、知的障がいの擬似体験などのメニューを通じて、障がい者の理解と啓発活動を行っている「はながさホープ隊」があります。この会は親御さんだけではなく社会福祉協議会・特別支援学校の先生・一般の方などで構成されており、各地域での活動もあるようです。「手をつなぐ育成会」や「はながさホープ隊」に参加してみたい方は、市役所の成人福祉課へお尋ねください。児童日中活動居住訪問系サービスコラム ヘルパーの派遣や外出の付き添いなど、自宅での安心できる暮らしのための支援をします。居宅介護(ホームヘルプ)、重度訪問介護、重度障害者等包括支援、同行援護、行動援護。障がい福祉サービス特集みんなにやさしいまちへ。 〜“障がい”を知る〜1111

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 11

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です