2018koho11
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シャイニー新庄升形電化製品を解体し、再度活用できるように銅や基盤を抽出するという技術職的な作業を行っています。すてっぷハウス家電などに使われる組み立て前の照明器具を整えたり、説明書を折ったり、梱包しやすいようにする作業を行っています。機械相談支援事業所 ハート・のぞみ「当事者そして支援者として」中島 幸さち生う さん 不慮の事故で頸けいずい髄を損傷し、全身性障がいを負って24年になります。当初は出歩くのが恥ずかしくて家にとじ込もりがちでした。しかしあるときパソコン教室に参加し、インターネットやメールを覚えました。また、県身体障害者福祉協会によるパソコン講師派遣事業により、在宅で文章作成や表計算ソフトの使い方も教わりました。当事の私にとって、パソコンは最高の友達でした。 その後、同じ障がいを持つ人と出会い、その人が所属する脊せき髄ずい損傷者の会の催しに誘われたのをきっかけに、少しずつ出歩くようになりました。もともと閉じこもっているのが嫌なほうでしたので、仲間を募って旅行とか、各地の福祉施設見学などにも出かけるようになりました。出かけると、後遺症の痺しびれや痛みを忘れることができ、何よりも社会参加になります。最高のリハビリテーションだと思っています。 外に出歩いた際、電車を利用すれば駅員さんがいろいろな手配・手伝いをすべてやってくれます。また、頸髄損傷で体温調節がうまく出来ずにぐったりしていると、声をかけてくれる人もいます。最近経験したことで、立派なスロープがあるのに、雪で埋もれて利用できないことがあったのですが、見ていた周りの人たちが手伝ってくれました。こうした、障害者差別解消法でいう合理的配慮に、ハード的なバリアフリー以上の温かさを感じます。 支援に携わるようになったのは、インターネットで自立生活に関することを知り、全国各地のピア・カウンセリング講座や自立生活プログラムの研修などに出かけるようになったのがきっかけで、現在は市指定特定相談支援事業所の管理者兼相談支援専門員として、障がい者である経験を活かしながら、ピア(同じ背景を持つ仲間)の相談支援をしています。さまざまな障がい福祉サービスの利用提案、介助者とともにできる社会参加、体験談などを話し、少しでもお役に立つことができれば幸いと思い活動しています。 私達障がい当事者も、積極的に社会参加した方が良いと思います。障がいのある方もない方も、同じ社会の一員として、いろいろな所に社会参加することが社会の変革につながるのではないでしょうか。コラム創作的・生産的活動や就労の訓練などを通して、いきいきと生活するための支援を行います。生活介護、療養介護、自立訓練(機能訓練・生活訓練)、就労移行支援、就労継続支援(A型・B型)、就労定着支援、自立生活援助、短期入所。障がい福祉サービス 創作的・生産的活動や就労の訓練などを通して、いきいきと生活するための支援をします。生活介護、療養介護、自立訓練(機能訓練・生活訓練)、就労移行支援、就労継続支援(A型・B型)、就労定着支援。児童訪問居住日中活動系サービス障がい福祉サービス 創作的・生産的活動や就労の訓練などを通して、いきいきと生活するための支援をします。生活介護、療養介護、自立訓練(機能訓練・生活訓練)、就労移行支援、就労継続支援(A型・B型)、就労定着支援。児童訪問居住日中活動系サービス特集みんなにやさしいまちへ。 〜“障がい”を知る〜711

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