2018koho12
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しんじょう産地直売所運営協議会会長 坂本 孝一郎 さん新庄市エコロジーガーデン内にある産直まゆの郷。ここでは、雪を利用して野菜に付加価値をつける試みが行われています。産直まゆの郷を運営しているしんじょう産地直売所運営協議会の坂本会長に、試みを始めたきっかけや今後の展望などについて伺いました。◎産直まゆの郷新庄市十日町6000-1(新庄市エコロジーガーデン内)℡23-5007雪の下野菜を作り始めたきっかけを教えてください。 冬期間、雪に埋めて野菜を貯蔵・保管することは昔から行われていました。甘味が増しておいしくなり、新鮮さも保たれるそうで「そんなにおいしくなるのであれば売り出してみようか」ということで、平成24年から始めました。現在は、キャベツ、白菜、大根、ニンジンを雪の下野菜にしています。雪の下野菜を食べた方の反応はいかかですか? 「みずみずしくておいしい!」などといった声が寄せられていて、大変好評を得ています。今では学校給食にも使われていて、子どもたちにも食べてもらっています。今後、雪の下野菜のブランド化を進めるにあたり、考えていることは? 以前、雪の下野菜を使った加工品を試作販売したことがあります。しかし、「素材のおいしさを伝えるには生で販売するのが一番だろう」と考え、今では採れたままを販売しています。加工品ではなく採れたままでとなると、生産量を確保する必要があります。しかし、生産者が高齢化しているため、ホウレンソウなどに比べて重量野菜を大量に取り扱うことが難しくなっています。また、雪に埋めて掘り起こすには広い敷地が必要であり、労力も手間4

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