2019koho02
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劣化状況の確認 今後の人口減少を見据えて財政負担の軽減を図り、市民の皆さんが必要とする行政サービスを充実させることによって魅力あるまちづくりを目指すために、公共施設マネジメントの取り組みを進めています。公共施設を取り巻く現状と課題人口 人口減少と少子高齢化が進む現在。今後もその傾向が続くと予想されていて、主な納税者となる生産年齢人口の減少が大きな問題となります。また、施設利用者の減少や利用者ニーズの変化に対応した施設配置や管理運営が必要となってきます。財政 現在と同じ施設数・規模で施設を更新していくと仮定した場合、40年間で584億円、年平均で約14.6億円が必要と推計されています。更新費用として支出可能な財源の見通しは年間約9億円と予測しており、年平均で5億円以上の財源が不足することになります。 また、人口構造や社会情勢の変化により、児童・老人福祉などの社会保障に要する経費が年々増加し、施設整備などに充てる経費の財源確保が難しくなっています。施設 市の建物系施設は、高度経済成長期の人口増加や社会環境の変化に伴う市民ニーズの高まりに対応するために、昭和50年代(1975~1984年)に集中的に整備してきました。今後それらの施設が一斉に老朽化し、改修や建替えのために多額の費用を要すると予想されています。持続可能な行政サービスの提供を目指して公共施設最適化・長寿命化計画▲屋上ドレンの詰まり▲貯水槽の亀裂▲外壁・笠木などの劣化▲手すりなどの錆・腐朽2018年度に建築後30年以上経過する施設が60%以上!建築後経過年数の割合建物系施設の更新費用推計(40年間)老年人口18%生産年齢人口64%年少人口18%30%57%13%37%52%11%50年以上15%40~49年16%30~39年30%20~29年22%20年未満17%0510152025303540(億円)(年)毎年支出可能な財源見通し9億円老年人口18%生産年齢人口64%年少人口18%30%57%13%37%52%11%50年以上15%40~49年16%30~39年30%20~29年22%20年未満17%0510152025303540(億円)(年)毎年支出可能な財源見通し9億円老年人口18%生産年齢人口64%年少人口18%30%57%13%37%52%11%50年以上15%40~49年16%30~39年30%20~29年22%20年未満17%0510152025303540(億円)(年)毎年支出可能な財源見通し9億円1995年2015年2035年推計人口36,894人人口42,896人人口29,003人※年少人口:0~14歳/生産年齢人口:15~64歳/老年人口:65歳以上10公共施設最適化・長寿命化計画

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