2019koho02
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第1回地域づくり研修会 「20年後の地域・町内会を考える」第2回地域づくり研修会 「20年後を支える地域のしくみづくり」 今年度は、地域・町内の現状を知り、地域づくりとそれを支える組織体制の見直しの必要性について考える機会を研修会という形で実施しました。10年後、20年後も住み続けられる地域にするために、住民として何ができるか、町内会として何をすべきか、行政の役割はどうなっていくかといったことについて、住民と行政が一緒になって真剣に考える時期が来ています。 市では、今後も若い世代や女性なども含めた多くの市民が意見や知恵を出し合うことのできる環境づくりを行っていきます。◎詳しくは、総合政策課地域支援室へ。℡22-2117地域づくり研修会■講師 川北秀人 氏(IIHOE 人と組織と地球のための国際研究所)■開催日 ①10月19日㈮/わくわく新庄(事例発表:鉄砲町町内会) ②10月20日㈯/萩野地区公民館(事例発表:泉田地区住みよい町づくり協議会) ③10月20日㈯/ゆめりあ(事例発表:御堀端自治会)■概要 2020年の新庄市は高齢化率が33%になると推計され、全国平均よりも15年早く高齢化が進むことになります。また、75歳以上の人口は6,000人を超えると予測されています。 人口全体で見た場合、生産年齢人口(15~64歳)は、2010年と比較すると16%減となり、75歳以上の人口は8%増加します。 10年後の市は、生産年齢人口が減るため税収が減少する一方、高齢者が多くなるため医療費や介護費などの扶助費の歳出が多くなると予想されています。 このような状況になることを知り、住民と行政はどうあるべきか、安全で安心して暮らせる持続可能な地域にするためには何が必要なのかを、みんなで考えなければならない時期に来ています。■講師 髙橋由和 氏(NPO法人きらりよしじまネットワーク)■開催日 ①12月17日㈪/市民プラザ ②12月19日㈬/萩野地区公民館■概要 町内会だけでは解決できない課題を中学校区による活動で補完する地域運営組織について、全国的にも先進的な取り組みを行っている山形県川西町吉島地区の事例が紹介されました。 川西町では、7つの小学校区単位の地区交流センターなどを地域の拠点とし、住民自らが住みやすい地域にするための方策などを考えています。また、住民が「地域運営組織」という地域づくりの自治組織に参加し、課題解決に取り組んでいます。 地域づくりを統治する優良な事業主体を創るためには、①住民が求める本当に必要なものを考える、②地域や住民の「利益の最大化」を考える、③住民が持っている資源を地域に提供する仕組みづくりをすることが大切です。 研修会では、市職員と一般参加者がグループに分かれて協働で進める地域づくりについて意見交換を行いました。各グループとも活発に意見交換をしていました。▲萩野地区公民館で開催された地域づくり研修会▲わくわく新庄で開催された地域づくり研修会■参加者の声・地域づくりの単位が中学校区単位というのが現実的でいいと思います。・私の町内では、住民同士のつながりが足りないので、高齢者対応などもっと対策をとっていきたいと思いました。・地域内の交流をもっと増やしていきたい。・役員の担い手不足が懸念されます。■参加者の声・初めて本気の焦りを感じました。多くの人は「何となく、何とかなる」と思っているのではないでしょうか。あるいは、他人事と。もっと多くの市民に参加してもらい、これからの新庄市について考えていきたいです。・若い人たちに参加していただきたい研修会でした。72

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