2019koho07
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SHINJO ii-nya FOODさらに広げます!「農」と「食」がつなぐ産業の輪「久しく持つ良い餅」で「久持良餅」など名前の由来は諸説あります。白砂糖、黒糖、味噌など味もさまざま。硬くなりやすいのですが、それを炙ってもこれがまた美味しいのです。漬物の中心的存在「いぶし大根」。無添加のいぶしの味そのままに、オリーブオイルと黒胡椒を効かせてお洒落に模様替え。チャーハン、パスタ、お酒の供に。材料は地域で育てられた大粒で甘みのある在来種「金持ち豆」「新庄産はえぬきの玄米麹」と「天然塩」のみ。完全無添加、非加熱処理で仕上げました。こだわりのブレンド味噌に地元のもち米粉、ゴマ、砂糖などを加えた「タネ」を青じそで包み油で揚げた昔ながらの郷土料理。おつまみ、お茶漬け、おやつにも。新庄産黒豆を自家釜でじっくり焙煎。えぐみがなく、薫り高い味わい。黒豆に含まれるポリフェノールには抗酸化・抗メタボ・美肌など、体にうれしい効果がいっぱいです。雪解けが進み、春の光を浴びると待ちに待った山菜の季節。栄養豊富な土壌はまさに宝の山。その山の恵みを、和風テイストな無添加のピクルスにしました。くじら餅しそ巻き黒豆茶天然山菜のピクルスやまがたいぶりのオリーブオイル漬け野中玄米みそ白大豆「里のほほえみ」の栽培をしています。白大豆の作付面積が拡大し、播はしゅ種・刈取などの適期作業が難しくなるという課題を抱えていました。地域の加工業者さんが地場産の黒豆を求めているという声を聞き、作業時期の分散ができることから黒豆の栽培に取り組みました。黒豆栽培は初めてでしたが「豆には変わりないだろう」と思い、1年目は白大豆と同じ方法で栽培しました。これが大失敗。2年目からは種苗メーカーの指導を受け、土壌分析や栽培管理、肥料の種類や追肥の時期を調整しました。今年で4年目になりますが、収穫量は年々増え、品質も一定水準のものができるようになりました。とはいえ、まだ道半ば。作付面積・収穫量ともに増やし、加工業者さんの需要に応えられるように、まだまだ頑張っていきます。「新庄産の農産物を使って商品を作ってほしい」という市からの依頼で、SHINJO ii-nya FOODの商品開発に取り組み、現在は「黒豆の煮豆」と「黒豆茶」の2品を展開しています。豆といえば「北海道産」。それだけで売れるほどブランド力が強い。当初は「新庄産で勝負できるのか?」といった不安がありましたが、今では北海道産に劣らない品質の黒豆を供給してもらっています。試験販売の結果を受けて商品の磨き上げを行い、北海道産の豆と同じ土俵で戦えるようになったと実感しています。お客様が「美味しい!」と言ってくれるのが、何よりの証拠ですね。特に黒豆茶は、首都圏で購入したお客さんが直接購入の依頼をしてくるほどの人気です。新商品として「黒豆のきなこ」を試作しています。これからも、積極的に新商品を企画・開発し、SHINJO ii-nya FOODを盛り上げていきたいですね。㈲佐藤製餡所佐藤 孔一 さん泉田二大豆そば生産組合奥山 和久 さん生産者加工者117

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