2019koho08
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◎詳しくは、総合政策課広報・地域づくり推進室へ。℡22-2116地域リーダー講座地域リーダー講座とは? 地域リーダーを育成し、地域づくりの機運を盛り上げようと、平成25年から開催している講座です。多くの地域に共通する課題をテーマに、その現状認識や対策について講話やワークショップなどの手法を用いて検討を進め、その結果を地域の取組に活かしています。 これまで、防災、健康、地域づくりなどをテーマに多くの方々に参加してもらっています。なぜ必要なのでしょうか? 今年度はテーマを「地域おこしの目的ってナニ?ホントに必要かをホンネで語る会」とし、講座を開催しました。講師には地域振興サポート会社まよひが企画代表の佐藤恒平さんを迎え、10代から70代までの25名の方々が参加しました。 講師の佐藤さんは朝日町の元地域おこし協力隊員で、無個性の着ぐるみキャラクター「桃色ウサヒ」による町のピーアール活動を皮切りに、ふるさと納税、地域学校教育などの分野で実験的な手法による地域振興プロジェクトを手掛けています。第一線で地域おこしを実践してきた講師ならではの経験や事例をもとに、「地域おこしの目的は、そもそも何なのか?必要なのか?」を分かりやすく講話してくれました。 地域おこしとは、地域の住民が楽しさや幸せを感じられるようにすること。「この場所に住んでてよかった~」と言ってもらうことが最終的な目的であるという話がありました。新庄に合った地域おこしを! 日本中に過疎地域があふれている中で、地域おこしのニーズが高まってきています。一方で、そうした地域おこしの成功事例は、一人のカリスマ的存在のアイデアやモチベーションに起因することが多く、安易な模倣は失敗を生む可能性があります。また、成功例を目にするとゴールばかりが目立ってしまい、一番大事な「道のり」を考えずに進んでしまうかもしれません。「道のりを開拓するために苦労し、試行錯誤したことこそが、地域おこしが成功した理由ではないか。他地域の成功を応用する際は、その道のりを模倣するのではなくて、新庄市ならではのやり方を思考しながらまちづくりを楽しんでもらいたい」と講師より話してもらいました。そこに住む人たちが自ら考え、市民と行政が力を合わせて地域おこしを実践していくことが重要であることを学びました。これからの新庄の話をしよう! 講座の後半は「こころかるた」を使用して、グループに分かれてゲームをしました。「こころかるた」は、一人ずつカードをめくり、めくったカードに書かれている質問に答えていくものです。発言者が答え終わるまでは、相手の話を最後まで聞くことがルールです。それぞれが話す内容について、お互いにじっくりと耳を傾ける機会となりました。 最後に、自分自身が新庄の地域おこしで大切だと思うことをそれぞれが発表し、情報を共有して講座を終えました。地域おこしには相手の話を聞いて認め合うことが大切であることを再発見できた講座となりました。リーダー講座模倣ではなく新庄オリジナルで!地域▲「こころかるた」を使って、相手の話を最後まで注意深く聞いている様子 7月17日㈬18時30分から、ゆめりあ2階会議室を会場として地域リーダー講座を開催しました。今回は25名の参加があり、講師の流ちょうな話を熱心に聴き「こころかるた(めくったカードに書かれた質問に答えるゲーム)」で互いに耳を傾ける姿が印象的でした。14

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