2019koho08
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ゆっくりでも、小さくても、一歩を踏み出せば社会は変わります。そんな一歩を踏み出した人たち、その踏み出すきっかけを作っている人たちを紹介します。市民活動紹介vol.5チョウが隠れる所が少なくなってしまうという失敗をしました。今はチョウの食樹であるトネリコを植える活動を中心に行っています。 秋には地元の子どもたちから植樹を行ってもらう予定になっており、地域への関心と愛着を持ってもらえたら嬉しいです。たくさんの蝶が舞う様子を思い描いて 保護活動を始めたばかりで、人的・物理的な支援がまだまだ必要と感じています。分からないことも多いので、置賜地方で保護活動を行っている方々と交流を持ち、勉強したいと考えています。私たちと一緒に活動していただける多くの方の参加をお願いします。 堤の周りに沢山のチョウが舞う様子を見られるよう、これからも活動を行っていきたいと思います。八向中1学年の環境学習幻のチョウ:チョウセンアカシジミ保護活動の一環で植えたトネリコ福宮チョウセンアカシジミを守る会 会長 柳やぎゅう生 昭あきお男 さん絶滅危惧種のチョウセンアカシジミとは?絶滅危惧種のチョウセンアカシジミが、近くに生息しているという話を知人から聞き、興味があって観に行ったことから活動が始まりました。 チョウセンアカシジミは、氷河期を生き延びたチョウと言われており、県内では福宮地区のほか、置賜地方での生息が確認されています。 国内ではほかに、岩手県の宮古市、新潟県の長岡市周辺で生息が確認されていますが、福宮地区に生息している個体は、他の地域に比べて小ぶりで、色が鮮やかだと言われています。手探りの保護活動 保護活動を始めて4年目になります。分からないことが多く、手探りで活動をしているので、昨年はすみかである堤周辺の草木を刈り過ぎてしまい、福宮チョウセンアカシジミを守る会 「幻のチョウ」と呼ばれる【チョウセンアカシジミ(県天然記念物指定)】が生息する貴重な地域、本市の福宮地区。福宮堤周辺にチョウが生息し続けられるように、地元有志が集まり平成28年に守る会を発足し、保護活動を行っています。 地元小中学生と共にチョウの餌になる食樹【トネリコ】を植えたり、学校で講話をしたり、子どもたちの環境学習にも取り組んでいます。LPガス・灯油・上下水道工事16

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