2019koho12
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ゆっくりでも、小さくても、一歩を踏み出せば社会は変わります。そんな一歩を踏み出した人たち、その踏み出すきっかけを作っている人たちを紹介します。市民活動紹介vol.9LPガス・灯油・上下水道工事わたしのくらしプロジェクト 鈴すずき木 直すなお さんの人を気遣うことは、なかなか難しいですよね。なので最初は「顔の見える関係性」を徐々に作っていけるような活動を実施しています。交流のきっかけづくりを支援 「顔の見える関係性」を作るために、さまざまなイベントを実施。ペチャクチャのくらしという月に1~2回程度の気軽なおしゃべりサロンや車いす体験、認知症ケアの学習会などを行っています。それぞれの目的で集まったイベントの中で、お互いの顔や人柄を知ってもらい、徐々にコミュニティとして育っていってくれれば嬉しいです。 このようなプロジェクトの活動は、主に「万場町のくらし」を拠点に行っています。この拠点に集まるさまざまな人との交流から企画が生まれ、実施できていることも私が活動できている大きな要因だと感じています。地域を変えてみたい…そう思うようになった 福祉関係の仕事で独立してから、社会・地域・友人・自分のことをより一層考えるようになりました。そんな中、友人が病気になった話や、仕事でサポートしている方の困りごとを聞いているうちに、自分のできることから地域を変えてみたいと思ったのがきっかけです。そして障害や高齢など、さまざまな状態であっても今まで通りのくらしが続けられる地域を目指してみようと、今のプロジェクトを始めました。「ちょっとした気遣いあい」へ助け合える地域を目指して 私が目標にしているのは、ほどよい距離感でお互いを気遣い合う風土です。これからの地域にはそういった緩やかなつながりが求められていると思います。活動を通してそういう空気を醸成していきたいです。とはいえ、見ず知らず プロジェクトの目的は、地域の人たちが少しだけおせっかいになってくれること。そうして助け合いが根付く地域にしていきたいと、日々活動しています。昔に比べて、今は「個」が尊重される社会になりましたが、昔ながらのおせっかいを焼く意識を大事に育て、温かみのある地域を築いていきたいと思っています。◎活動などの問合せ先 ℡29-7235わたしのくらしプロジェクト車いす体験しきの色探しペチャクチャのくらし16

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