2019koho12
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4  映像製作として各地で仕事をしているときに、いわきフィルム・コミッションと関わる機会がありました。新宿の大雨を再現という難しい案件だったのですが、いわきの土地に仮の新宿を作り、地元消防団の協力を得て1000トンの放水を行うことで実現しました。そのときに撮影隊と地域の協力体制みたいなものに魅力を感じたのがきっかけだったように思います。 そんな気持ちを抱いているときに、地方創生の流れの中で地元新庄でもフィルム・コミッションを作ろうという動きがあり、声をかけてもらって、設立とともに新庄へ戻ってきました。  元々撮影の仕事でフィルム・コミッションに関わることがあったので、知識やノウハウはありました。ただ、自分で撮影に行くのと、撮影隊を呼び込むのは勝手が違っていて、最初は戸惑いました。 撮影隊が遠方からわざわざ来てくれるだけの魅力ある撮影地がなければ、フィルム・コミッションは成立しません。要望に応えられるような新庄ならではの撮影地を見つけるために、春も夏も秋も冬もとにかく市内を駆け回り、候補地という引き出しを増やしていきました。 いや、苦労というほどではなかったです。地元に戻って来られたことが何より嬉しかったですし、そこでやりたい仕事ができるなんて「最高」としか言いようがありません。 映画やCMなどの制作では積雪時の街並が撮影地としてよく使われました。山に囲まれた萩野・山屋の集落どうして新庄にフィルム・コミッションを作ろうと?設立後はどんな活動を?かなり苦労されたんですね。新庄のどんなところが撮影地として使われましたか?  特別インタビュー    新庄フィルム・コミッション 映画やテレビなどの撮影隊を呼んで、新庄・最上を撮影地として使ってもらい、地元の魅力を世の中に知ってもらおうと活動する「新庄フィルム・コミッション」。その担当者である関浩紀氏に、これまでの活動とこれからの活動を語ってもらいました。

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