しんじょう時間 2013秋号
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新庄・もがみそば街道協議会公式サイトそばあいhttp://shinjo-mogami-soba.info[事務局] 手打ちそば さぶん〒996-0071 山形県新庄市小田島町7-48TEL. 0233-23-7733 FAX. 0233-22-0467 亀綾織伝承協会 機織り長屋新庄市沖の町10-8 TEL. 0233-22-0025Q.就農して何年ですか?̶5年前ぐらいですね。家が農家だったから、小さい頃から手伝いもしてたし、農家も悪くない、いずれしてみたいとは思ってました。長男っていうこともありましたね。他にも勤めていましたが、規模拡大することを決意して本格的に就農。牛舎を新築して、頭数も増やしました。最新のミルキーパーラー(搾乳器械)も導入したので、効率も上がって、作業が楽になりました。Q.酪農の楽しさは何ですか?̶牛は、生き物ですからね。体調管理には気を使いますけど、それがまた面白さでもあります。手をかけた分だけ返してくれますからね。乳質規制とかもあって大変ですけど、自分が思ったように仕事ができるので、やりがいはあります。Q.搾乳は一日も休めないと聞きましたが?̶毎日、朝晩2回搾乳します。朝は4時前には牛舎に来て、8時頃までかかります。夕方もだいたい4時から8時くらいまで。搾乳は父と母にお願いして、自分はその間に牛舎の掃除をしたり、給餌をしたりしてうまく分業しています。月に1回ぐらいしか休みをとって子どもと遊びに行ったりはできませんけど、もう家族にとってそれが当たり前だと思っていますね。Q.今後の目標は?̶今は育成牛も合わせて80頭程度ですけど、成牛(搾乳できる牛)だけで100頭ぐらいまでには増やしたいですね。牛の健康管理のことも考えると、放牧もしてみたいなって思います。観光牧場とまでは行かなくても、牛が放牧されてるイメージっていいですよね。将来的には、加工もやってみたいっていう興味もあるので、牧場があって、そこで作られた牛乳と加工品があったら最高ですね。田宮さんが作った牛乳は、県内の城西牛乳や奥羽乳業、サンコー食品の製品となって販売されています。その他にも、最上郡内の酪農家の牛乳だけを集めた「最上牛乳」も最上管内の農協で販売されています。 Tamiyajou and Mogami新庄亀綾織は、新庄藩9代藩主戸沢正胤(まさたね)が文政13(1830)年に技術者を招き、藩の特産品として奨励したのが始まりです。明治末期に生産が途絶え、その後も再興と閉鎖を繰り返し“幻の織物”と呼ばれていました。しかし、昭和60年に現在の「新庄亀綾織伝承協会」が発足し、技術を伝承するとともに、昔ながらの機織り(手織り)による商品の製作を行っています。織りは、通常約2,400本の縦糸を使い、20数種類ある織り目の模様に合わせて規則的に踏み板を操る、非常に根気のいる作業です。一反織り上げるのに、慣れた職人でも約2~3ヶ月もかかります。織り上げてから染色するため、しっとりした風合いと光沢が特徴で気品のある色が美しい織物です。おみやげ・贈り物にも喜ばれおり、駅前通りの「機織り長屋」や「もがみ物産館」でお買い求めいただけます。また、「機織り長屋」では卓上織機を使った簡単な機織り体験もできます。おみやげ・贈り物にも喜ばれおり、駅

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