20031209
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14シリーズ教育――Part.5(まとめ) 学力向上フロンティアスクール新庄中学校(文部科学省指定)新庄中学校=生徒数380人、学級数12、教職員32人(平成15年5月1日現在)「学力を考える」――新しい時代への人づくり――新学習指導要領のもとでの学校教育がスタートして二年がたとうとしています。これまで「学力を考える」をテーマに十回シリーズで、子どもたちの学力についてさまざまな取り組みや意見を紹介してきました。応じて一体となって実現できるものということです。家庭・地域で育む「学力」子どもたちに「生きる力」を身につけさせ、豊かな心と人間性をつくりあげる基盤に「家庭」があります。家庭は子どもの心の安らぐ場であり、生活習慣や生活リズムを身につけるとともに、思いやり・感謝の気持ちを育んだり、善悪の判断力やたくましい体力を身につけることなど、幼児期からの「家庭教育」の重要性が呼ばれています。また、地域の一員として、大人や異年齢の子どもと積極的に関わり、学校では得られない体験を通して知恵や知識を身につけたり、社会性を育むことも大事なことです。そのためには、地域ぐるみで子どもを育てるという意識の高まりのもと、地域の子どもたちを参画学校で育はぐくむ「学力」学校では、教科の授業を充実するため、少人数・習熟度別指導やティームティーチングによる学習形態の工夫など、指導方法の改善や教材開発をしています。また、「総合的な学習の時間」では、進路体験学習や地域の人材を招いての授業など、教科で身につけた力が実際に生きて働く力になるように、「教科の学習」と関連を図った取り組みもしています。宮城教育大学の相澤秀夫教授によれば、「学力」とは、「学んだ結果としての知識・理解・技能」「学べる力としての考える力や判断力、表現力、課題解決的な力」「学ぼうとする力としての関心・意欲・態度」を基本としています。これらの「学力」を育むためには、成就感・達成感・満足感が大事で、学校ではもちろん、家庭・地域もその役割にさせる活動のより一層の推進を期待したいと思います。「生きる力」と「確かな学力」今年十月、中央教育審議会から学力についての基本的な考え方が示されました。「確かな学力」とは知識や技能に加え、思考力・判断力・表現力・学ぶ意欲などを含むものととらえられています。各学校での子どもの実態を踏まえた特色ある教育活動、家庭教育、地域活動による子どもの育成など、それぞれの立場から子どもたちへの支援を積極的に行うことが、これからますます必要になってきます。(新庄市教育委員会)知識・技能に加え、自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力 確かな学力 豊かな人間性 健康・体力 自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いや  る心や感動する心など たくましく生きるための健康や体力 [生きる力] 栄光をたたえて■第55回最上学童展特別賞【図画】浅沼里菜(日新小)【デザイン】竹中祐太(沼田小)斎藤亜衣(萩野中)【立体】海老名裕美(新庄小)阿部聖(新庄中)関杏梨(新庄中)奨励賞【図画/小学生】小野文太(山屋)柳生梨乃(本合海)安食塁(新庄)宮田知輝(角沢)佐藤卓(新庄)菊地信乃(日新)石山俊輝(沼田)小国航希(沼田)仙台士才(本合海)齋藤貴文(萩野)伊藤瑛(沼田)三原千秋(北辰)安達武志(昭和)伊藤愛美(萩野)佐藤聖士朗(新庄)【中学生】/横戸あかね(萩野)志田あゆみ(日新)庄司莉紗(新庄)阿部知瑛(萩野)松坂奈美江(日新)【デザイン/小学生】佐藤梨穂(升形)三原里菜(日新)荒木真希(日新)【中学生】菅井美和(日新)【版画/小学生】福士真帆(新庄)【立体/小学生】伊藤誠朗(日新)渡邊響介(新庄)渡邉しずか(日新)穀野桃子(新庄)松木一也(沼田)佐藤沙耶花(沼田)京野晃矢(沼田)【中学生】早坂裕(萩野)山科忍(日新)佳 作【図画/小学生】中島夏姫(日新)武田零衣(北辰)加藤美沙都(萩野)林柾徳(沼田)山口一樹(泉田)国分郁

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