20040709
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4住民投票では反対多数新庄市・舟形町合併協議会は、昨年八月の設置から今年一月まで六回にわたり順調に協議を重ね、協定項目の約三分の一が決定されていました。しかし、今年二月の舟形町長選挙では、合併に反対する伊藤氏が無投票当選。一方、舟形町議会は合併を推進する議員が多数を占め、町長と町議会とでねじれが生じ合併協議ができない状況にありました。このため、市は舟形町に対して、「現行法の期限内に合併できるよう速やかに意思を一本化してほしい」と要請。舟形町はこの求めに応じ、合併の判断を住民投票に委ね、結果は、町民の七十三%が合併反対というものでした。この結果を受け、六月十日、舟形町長は正式に合併しない旨の申し入れを市長に行いました。合併を断念協議会は七月末で廃止これまで市と舟形町は、合併を目指し調整を進めてきましたが、市は、舟形町の多数の住民が市との合併を望んでいない状況では、今回の合併は見送るべきであるという結論に達しました。このような経過と状況から、合併しない方向での手続きに入り、六月二十二日、市議会に法定協議会である新庄市・舟形町合併協議会の廃止を提案。全会一致で可決され、七月三十一日をもって合併協議会は廃止されることになりました。品格ある力強いまちへ五月に合併新法が制定され、十七年四月以降は合併特例債や補助金などの支援措置はなくなりますので、今後の合併はハードルが高くなります。舟形町の住民の意思により終結した市町の合併協議。今後も、人口の減少や地方交付税の削減など厳しい財政状況が予測される中、どのように住民サービスを提供していくのか、それぞれの市町で検討していくことになります。市は、財政再建に向け全力を尽くしながら、最上地域の政治・経済の中心都市として、品格ある力強いまちづくりを進めていきます。▲a橋市長に「合併白紙」を申し入れる伊藤町長(6月10日/市役所)新庄市・舟形町合併協議会廃止へ六月二十二日、新庄市議会と舟形町議会において、新庄市・舟形町合併協議会の廃止が可決されました。昨年八月十一日の協議会設置から約一年、平成十三年十二月の最上市町村合併問題研究会の設置から約二年半にわたり続けられてきた合併協議に終止符が打たれました。7月、8月開催予定の「区長と市長とのまちづくり会議」などでも合併の経過説明を行います。

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