20070209
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シリーズ教育――Part.9ではなく、家族みんなで分担しましょう。時には祖父母や友だち、知り合いの力も借りるなど、みんなに助けてもらいましょう。 食の大切さ いつも手作りの物をというのではありません。時にはスーパーから買った物や店屋物でも良いではありませんか。おにぎり一個でも、一緒に食べる楽しさは、何ものにも替え難いものです。一緒におやつを作ったり、食事の準備を手伝ったりすることによって、おいしさが心に残るものです。 子育てを楽しみましょう 子育てを大変なものだと考えずに、子どもと一緒に楽しみましょう。カルタやボール遊びなど、何でも良いのです。時間の許すときは付き合って、そうでないときはあらかじめどこまでと約束してから始めることが大切です。「子育ての現場からⅠ」 暖かい家庭の中で愛情を 「三つ子の魂百まで」と、ことわざにもあるように、人生の基本となる部分は、乳幼児期にできあがります。母親べったりで手のかかる時間は、人の人生からみるとほんの短い時間です。この間にたっぷりと愛情をかけて育ててほしいと感じています。決して時間的なことではなく、密度が大切です。 仕事で疲れて愛情なんてかけているひまがないと言わずに、寝る前のちょっとした時間や家事の合間に、しっかりと子どもを抱きしめてあげましょう。家族、特に母親は子どもの心のよりどころです。困ったときは、母親の元に戻っていきたいのです。いつでも、子どもを受け止めてあげたいものです。 子どもは家庭の中で育ちます。できるだけ温かい雰囲気の中で育ててあげたいものです。また、育児の責任を母親だけに押しつけるの 教えて欲しい大事なこと どんなことをすると他の人の迷惑になるのか、命が危険かなどについて、しっかり教えましょう。この二つについては、約束を守れないときは、叱っても良いと思います。叱るときには、「先生に叱られるから」などと言わずに、どうしていけないのか理由を伝えることが大切です。そして、「ありがとう」や「ごめんなさい」の言える子どもを育てていきましょう。 子育て支援センターでは、「あそびの広場」を通して、子育ての輪が広がっています。お母さん同士でおしゃべりしているうちに、子育てのヒントが見つかるかもしれません。何でも話すことで、息抜きやストレス解消につながります。 子育て中の皆さん、「あそびの広場」に参加し、一緒に子育てを楽しみましょう。(子育て支援センター)「大人がはぐくむ子どもの心」 市が平成十七年度に策定した「いのち輝く新庄 もみの木教育プラン 」21の具現化は、学校教育だけで目指すものではありません。家庭、 地域、 学校において、 人づくりを支える大人の役割が強く求められています 。― 人づくりを支える大人の役割 ― 江戸時代を通じて最上郡内を(村山郡の一部も)治めた新庄藩主・戸沢氏の遺物は、 瑞雲院 ・ 桂嶽寺 ずいうんいん けいがくじにある歴代藩主の墓所(国指定史跡)や、鳥越八幡神社(重要文化財)、天満神社(県指定文化財)などをはじめ、この地方には数多く残っているが、山寺(山形市)・日光東照宮(栃木県日光市)・高野山(和歌山県)などにも戸沢氏関連の貴重な遺物が現存している。 日光東照宮境内に残っているのは、新庄藩祖・ 戸沢政盛 が寄進したとざわまさもり石灯籠である。寄進した年は元和三年(一六一七)で、新庄に入る五年前の、高萩(松岡領主)時代のものである。この年、徳川家康を祭る日光東照宮が二代目将軍・秀忠によって創建されるが(現存の東照宮は、それから約二十年後の寛永十三年に、三代家光によって大改修されたものである)、戸沢政盛は、幕府からその日光東照宮 御廟 造営のごびょう手伝いを命じられた。政盛は、家臣の戸沢甚兵衛・村越伝右衛門・長浜内蔵助らを派遣してこれに当たら日光東照宮に寄進された戸沢氏の石 灯籠 とうろう

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