20080111
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シリーズ教育――Part.10 最終章 郷土の歴史 わたしたちの国際理解 六年 奥山 諒平 ぼくたちの学校では、英語の学習や、外国の小学校との交流をしています。三年前には、外国の先生方が新庄小学校を訪れ、ぼくたちと交流しました。 英語の学習は、一年生から六年生まで全校で取り組んでいます。ぼくも、低学年の頃から英語の学習をしてきました。アメリカの大学の学生さんや、新庄市に住んでいるパトリシア先生、中学校の先生などたくさんの先生から英語の単語や文章を習いました。英語を使った買い物の学習やゲームを取り入れた活動など楽しく学習しています。 新庄小学校は、マルタ共和国のナドゥール小学校と交流しています。それぞれの学校の様子がわかる写真や、図工・書写などの作品を交換しています。 これからも、お互いの学校をもっとわかり合えるように、交流を続けていきたいです。― わたしたちの学校自慢・学校紹介 ― 源頼朝から、直轄領の出羽の支配のため、東根の荘園(小田島荘)に地頭として任じられた有力御家人・中条氏の子孫は、後に小田島氏と称してかの地に土着したと言われ、南北朝時代の正平十一年(一三五六)、 普 光 寺 (東根)に奉ふ こう じ納した巨鐘(小田島氏の名が刻銘)が今に残っている。 この小田島氏が、やがて山形に入った 北 朝 方 の武将・ 斯 波 氏(後ほく ちょう がた し ばの最上氏)に追われて、新庄の鳥越山(現在、鳥越八幡神社のある山)に移ったといい、当地方は同氏によって「新しく開拓された村(荘)」という意味で「新庄」の名がついたと考えられている。 また、このころ(南北朝の争乱の中)の書状に、「鮭延」という地名が出て来るが、これは鮭川の中・下流域辺を指すものと考えられる。さらに同じころの別の記録に、本合海のことが「羽州鮭延郷⑩「新庄」と「 鮭 延 」さけ のべ―地名・氏名あれこれ やったぞ「環境大臣賞」 六年 齊藤 充 四年前から環境美化委員会が中心となり、紙・水・電気の節約に取り組んでいます。また、保護者や地域の方々と協力して、町内のゴミ拾い活動や近くを流れる指首野川の清掃活動を続けてきました。指首野川をよりきれいにするために、水質調査や、生息する生物について調べた学年もあります。 このような活動が実を結び、今年度散乱防止活動部門最優秀校・環境大臣賞という名誉ある賞をいただきました。これも、先生方や保護者、地域の方々の指導と協力を受けながら、全校児童が力を合わせて取り組んできたおかげです。これからも、環境にやさしい活動を続けていきたいと思います。 自分たちの学校や町が 生 活しや すく、 きれいになるために、自分たちでできることを一つ一つ積み上げていきたいと、決意を新たにしています。 歌声の響く学校 六年 鎌田 真優 「歌声の響く学校」をスローガンに、いろいろな機会で歌に親しみ、学校全体から歌声が響く学校をめざしてがんばっています。 朝の会では、月ごとに決まった歌を歌い、歌声とともに一日をスタートしています。そのほか、あじさい集会や合唱祭、もみの木お別れ会など学年ごとに練習した成果を発表し合って、歌声を通し全校のみんなが交流しています。昨年度は、東北音楽研究会が新庄小学校を会場に行われ、全校のみんなの歌声が体育館いっぱいに広がりました。また、伝統ある合唱部では、合唱コンクールやコンサートに向けて、練習をがんばっています。NHKコンクールでは、昨年度は金賞、今年度は銀賞を受賞することができました。 これからも、全校のみんなの心を一つにして、「歌声の響く学校」をつくっていきたいです。「いのち輝く新庄 もみの木教育プラン21」(平成17年度策定)の具現化をめざし、市内各校が進めている学校づくりを子どもたちの視点で紹介します。題字 6年 早坂郁人▲左から鎌田さん、齊藤さん、奥山さん、早坂さんわたしたちが編集しました !
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