20100809
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表紙の写真全日本語りのまつりin 新庄○と き 10月9日・10日・11日○ところ 市民文化会館ほか○特別参加券(新庄市民限定)1日券500円共通券(3日間) 1,000円※詳しくは、実行委員会(新庄ふるさと 歴史センター)へ。☎22-2188水遊び最高! ~市民プール~夏らしく暑い日が続く毎日、市民プールは水遊びを楽しむ子どもたちで大にぎわい。水をかけ合ったり、泳いだり、子どもたちの笑顔と歓声に包まれています。全長60メートルのウオータースライダーも子どもたちに大人気。市民プールの営業は、8月22日まで。ぜひ、おこしください。ふ・う・吹いで あ・ー・ん・て 口くぢ開あいで 食くうべど思ったどぎ が・ら・が・ら・って 戸とお開あいで 婆さまぁ 「忘れものした」て ぼいら(突然) 戻ってきたっけど。 ほうすっど 嫁ぁ たまげで たまげで 熱あっつい団子 ぐ・え・っ・て 口さ 入へっでやったけど。ほんでも ほれ 団子ぁ あんまり 大でっ けくて のどさ引ひっかがって どっちゃもこっちゃも 動がねぐなっ たっけど。嫁ぁ 「熱あっつちゃ 熱ちゃ」て 思ったげんども 婆さま いださげ 〝熱〟ても言ゆわんね。 たぁだ 眼まなぐ 白黒しったっけど。 ほんでも 団子煮ったどご 婆さまさ 見しぇでぐねくて わら わら(急いで) 戸と口ぐぢさ行って 婆さまどご 外そどさ向げで 「婆ばんちゃん 婆ばんちゃん あの山 何てゆう山ですべやぁ」て 聞いだっけど。ほうすっど 婆さまぁ「あー あの山がぁ。ありゃ なあ『のど焼げ団子山』ってゆう 山よ」て 言ったっけど。ほうすっど 嫁も 「んだがー 俺の実え家んどごの『当あでつけ山』ど似にでっこど」て 言ったけど。 どんび すかんこ ねえけど この話は、ほかの地域では語られていない新庄地方独自の昔話といわれています。意地の悪い姑を頓知をはたらかせて見事にやりこめる笑い話ですが、このようなしたたかな心と知恵を持って生きていくことが大事という先人の教えが込められている話です。さて、新庄には、この話をモチーフににした「のど焼け団子」と名づけられた菓子があるのを知っていますか。昔話は、思いがけない形でも受け継がれています。昔話は、次代に伝え、残していかなければならない貴重な新庄の無形の文化遺産のひとつです。(新庄民話の会会長 佐藤 榮一)絵・黒坂敏生さん(鮭川村)平成22年8月9日号(No.632) ■編集・発行/新庄市 総務課 〒996–8501 新庄市沖の町10–37 TEL.0233–22–2111 ■制作・印刷/共栄印刷株式会社 14,000部発行広報8新庄の昔ばなし『新庄のむがす三十選』より環境にやさしい大豆油インキを使用していますのど焼やげ団だん子ご山やま むがす とんと あったけど むがす あっどごさ 婆ばさまど嫁こ いだっけど。婆さまぁ 何なに てかにて 根こん性じょ悪わりぃ婆さまで 嫁こさ 食くうものも食かしぇだぐない なあけど。ほんで あっどぎ 婆さまぁ 「町まぢの法事さ 行がねんね」て 行ったけど。嫁ぁ 「あぁ いがったちゃ。婆さまいねうづ んめもの食かんねんね」て 団子 煮始めだっけど。 ほのうづ 団子 いい あんべ(具合) 煮えできて ぷ・ん・ぷ・ん・ んめ におい してきたっけど。ほんで 嫁ぁ じ・ゅ・ぐ・っ・て 箸で 刺して あんまり 熱あっつさげ ふ・う・ 6月末現在の新庄人39,182人(39,486人)女20,457人(20,603人)男18,725人(18,883人)世帯数13,507世帯(13,488世帯)6月の異動出生16人(021人)死亡23人(046人)転入65人(059人)転出58人(054人)※( )は1年前の住民基本台帳
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