20111011
9/16
風評被害から地域を守ろう! 収穫の秋、市内の田んぼが黄金色に色づき、そばの白い花とあいまって美しく、また楽しみな季節となりました。 そのような中、福島県二本松市のお米に500ベクレルの放射性セシウムが検出されたとの報道がなされました。 丹精込めて作ったお米だけに、二本松の農家の皆さんにとっては大変ショックなことと思います。またこのことは、福島第一原発事故の影響と見られますが、遠い地方の皆さんからすれば、東北と言っただけでひとくくりにされてしまう恐れもあり、二本松のみならず、新庄も含めた東北全体の農家の皆さんも不安を覚えているのではないでしょうか。 風評という、見えない敵との戦いはきつく、難しいものと思います。しかし、消費者の手元に届くものは全て検査を受けた結果、安全宣言されたものです。東北に住む消費者として、情報を正しく理解し、遠くに住む知人や友人に正しい情報を提供することで、風評被害から地域を守っていきましょう。市コ長ラム山尾順紀いきいき 新庄人 10月に生まれるお子さんと奥様のため、記念になればと意識して出品したトルコぎきょうが、最高賞の山形県知事賞を受賞しました。「今年出品された花はレベルが高いものが多く、その中での受賞はとてもうれしいです。品評会では、花自体の良し悪しに加えて配置や見せ方も重要と思っていますが、特に、花の次に目が行く『葉』には気を使っています」 加藤さんが花の生産農家を継ぐことを意識したのは高校生の頃。「農業大学校で花について学び、卒業後は野菜や鉢花などに関するアメリカでの研修プログラムに参加し、研さんを深めました。その時知り合った日本全国の同志と情報交換できることを、花の生産をするうえでとても強みに感じています」 トルコぎきょうに関する若い世代の勉強の場にしようと仲間と始めた「花まるプロジェクト」は、花屋と種苗店、そして生産者からなる組織として、農業関連の全国紙に掲載されるなどの注目を受けています。「花屋さんや種苗屋さんから情報を得られることは、大変貴重と感じています。ただ、組織としての活動だけでなく、自ら情報を収集して単独でも行動できる生産者を目指すべきというのが私の持論。物事の展開が早いこの業界にあって、対応の柔軟さや、ある程度先を見通した行動も大事と考えています」 集団の力だけでなく、個人としての力も重視する姿勢に力強さが感じられる加藤さん。今後ますますの活躍が期待されます。新庄・もがみフラワーフェスティバル2011山形県知事賞受賞加藤卓也さん(泉田)しんじょうの郷土料理あけびの詰め物旬を食べる あけびは熟すとパカッと口を開いたように割れることから、「開け実」がなまって「あけび」と言われるようになったとのこと。山形県外では、中の半透明でゼリー状の甘い果肉を食べるという認識が多いのですが、県内では外側の果皮を料理して食べます。あけびの皮は苦味もありますが、それも味わい深い山形の秋の味覚です。【材料/5人分】□あけび…6個 □豚ひき肉…100g□舞茸…120g □ネギ…60g□しょうゆ…小さじ2杯 □味噌…大さじ3杯□酒…大さじ1.5杯 □砂糖…大さじ2杯□油…大さじ2.5杯 □小麦粉…大さじ1杯□かんぴょう…1m(つまようじで代用できます)【作り方】①あけびは中身をとって洗っておく。②舞茸は小房に分け、長ネギは小口切りにする。③かんぴょうはさっと洗って、塩でもみ、水洗いしゆでる。④フライパンでひき肉を炒め、②を加えてさらに炒め、しょうゆ、味噌、酒、砂糖を入れ味をととのえ火を止める。⑤①のあけびの皮の内側に薄く小麦粉をつけて④を詰め、つまようじやかんぴょうなどで中身が出ないようにする。⑥フライパンに油を熱して⑤を入れ、ふたをして中火で5分くらい両面を焼く。 調理のポイント☞ あけびは過熱により色が抜けてしまいますが、じっくり熱を通して調理しましょう。このコーナーは、食生活改善推進協議会の協力により季節の郷土料理を紹介しています。食生活改善推進協議会では、今年度も定期的に郷土料理教室を開催する予定です。詳しい日程や内容などはお問い合わせください。◎詳しくは、食生活改善推進協議会事務局(健康課健康推進室)へ。☎内線516仲間とともに、 自己研さん 9広報10.11 2011
元のページ