2013koho06
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4■キトキトマルシェとは? 新庄市エコロジーガーデンの活用を「交流」の側面から考える市民と関係団体による組織、「交流拡大プロジェクト実行委員会」が昨年度から本格実施している催しです。こだわって育てた農産物や手づくり雑貨、飲食物などを持ち寄って販売する「マルシェ(市場)」で、回を重ねるごとに賑わいを増しています。 レトロな建物と緑豊かなゆったりとした雰囲気のエコロジーガーデンにテントが並び、解放感にあふれています。また、販売する人と購入する人とのふれ合いや絆づくりの場であることを強く意識した運営を行っていることも魅力のひとつとなっています。 運営する側と出展者に、この催しの魅力などについて語っていただきました。第3日曜はキトキトマルシェの日吉野 敏充さん(鳥越/アグリウォーカーズ)樋口 修さん(赤坂/市エコロジーガーデン交流拡大プロジェクト実行委員長)エコロジーガーデンに行こう!キトキトマルシェ 雪国ならではの生活の知恵を生み出して豊かな暮らしをしてきたこの地域でも、人や地域の「つながり」が薄れてきていると思います。 また、この地域にあるおいしい食べ物、あたたかい工芸品、そして素敵な人々や文化に、多くの人がもう一度目を向けてほしい、とも感じています。昭和初期に建てられ、何十年も変わらず僕たちを見守ってきたこの場所の建物もその一つ。そんな素晴らしい場所で、失われつつある「つながり」を再生し、この地での生活を楽しめるようになることを目指しています。 「キトキト」とは蚕が葉の上をゆっくり進む様子を表しています。将来、この地域の良さをしっかり理解した子どもたちが、変わらず続くマルシェでノンビリ過ごす。そんな風景を夢見ています。運営側から見た  この場所との付き合いも四十六年になりますが、子どものころから変わらない空気で、人々をやさしく迎えてくれます。 もっと多くの市民に、この場所を知ってもらい、空気を感じてもらおうと、数年前から若者たちと行政による活動(原蚕の杜フェスタやキトキトマルシェなど)を始めました。回数を重ねるたびに来場者が増え、ありがたく思っています。 今回の利用計画では、多方面で具体的な目標ができました。私はいろいろな世代の方々と行政を結びつける役目ができればと考えています。皆が可能性や未来、夢を感じ、実現できるような場所にすべく、頑張るつもりです。 何かやってみたい人、ぜひ声をかけてください!

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