2016koho02
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machitopics8早坂彌七さん(堀端町)が交通安全を願う「福すずめ」を寄贈 (1月13日/市役所)子どもたちに伝えたい小正月の伝統行事 (1月9日/ふるさと歴史センター)新年市民の集い(1月4日/市民プラザ) 「新庄まつりの山車行事」は、平成21年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けました。文化庁はさらに、平成27年3月に新庄まつりを含む全国33のまつりを、無形文化遺産登録に向けてユネスコに申請しており、平成28年11月に審査・決定する予定です。 こうした背景の下、登録決定に向けた機運を盛り上げるとともに、新庄まつりの一層の発展を願い、この日、早稲田大学名誉教授の吉村作治先生を迎え、新庄まつり山車行事保存会により、シンポジウムが開催されました。 シンポジウムは2部構成で、まずは吉村先生が「ユネスコ無形文化遺産登録の意義と活用」と題した基調講演を行いました。 講演では、そもそも無形文化遺産とは何か、また、世界中のどんなものが登録されているかという基本的な点やユネスコ登録までの流れに加え、日本のまつりの特色などについてさまざまなお話を伺いました。 続いて、新庄まつり山車行事保存会の佐々木新一郎さんをコーディネーターに、新庄山車連盟顧問の小嶋冨彌市議会議員、人形師の2代目野川北山氏、元山車連盟事務局長で保存会事務局長の、伊藤洋一市社会教育課長の3名と吉村先生によるパネルディスカッションが行われました。 初めに、上茶屋町若連の発足に関わった小嶋市議が、発足当時の話や現在若連が直面する課題である、作り手や引手確保、そして山車制作や運行に係る資金確保の課題について話しました。次に、山車を彩る素晴らしい頭(かしら)を1/31担う、2代目野川北山氏が、伝統的な決まり事を大切にした山車製作などについて専門家ならではの意見を述べました。また伊藤社会教育課長は、新庄まつり山車保存会の活動を紹介するとともに、新庄まつりがユネスコ登録されれば、歌舞伎や和食と並ぶ、日本が誇る偉大な伝統文化となることを強く訴えました。 終了後の意見交換では、引手として郡内の子どもが参加しやすい環境整備の必要性や、資金確保に向けた寄付による基金創設、ふるさと納税の活用などの意見が出され、会場は大いに盛り上がりました。ユネスコ無形文化遺産登録に向けた新庄まつりシンポジウム(市民プラザ)
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