2016koho11
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SHINJO ii-nya FOODこれまでの取り組み 生産者や加工業者、飲食店、JAや観光・物産業など、市内各界の団体により一昨年度結成された「新庄市6次産業化推進協議会」。協議会では地域の「農」と「食」の活性化のため、6次産業化に取り組む農業者育成のための各種セミナーの開催、各種補助事業の紹介、商工業者のニーズと農業生産のマッチング支援など、さまざまな取り組みを行っています。 こうした取り組みのシンボルとして、新庄弁を由来としたブランドネーム「いいにゃ(いいね)」を定め、その名を冠する農産物加工商品群を開発していることを、今年3月の市報で紹介しました。 この取り組みは、農業所得の向上を目指し、やりがいのある農林業を確立するためのものであることはもちろんですが、協議会での議論の中から生じた「失われつつある昔からの地域文化を大切にし、その良さを地域外の人にも伝える」取り組みであり、「そうした地域文化を現代の人々、特に若い人々により響くよう伝え、次世代につないでいく」取り組みでもあります。 この考え方のもと、協議会では、昨年度末までに市内の8事業者により、18品目の「SHINJO ii-nya FOOD」ブランド商品の試作を行いました。商品には統一したデザインラベルを使用し、ラベルには、それぞれの商品がどのように新庄の食文化を形作ってきたかを紹介する、辞書をイメージした説明文を加えるなど、「新庄の農産物と食文化」をパッケージした商品群として統一感を持たせることとしました。 試作した商品は首都圏の会場での試食・品評会や商談会などに出展し、来場者によるアンケート調査をもとにさらに磨き上げを行っています。商品そのものについては、総じて高い評価をいただき、統一ラベルについても「おしゃれである、洗練されている」などの好評価をいただきました。◀観光ガイドブックとの連携▲本紙3月号で特集▲商品の開発の様子8先人たちから私たち、そして子どもたちへ新庄の「いいにゃ」つなぎます
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